薬剤師のしごと ~ 病院薬剤師って?? ~

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日本で発売されている医薬品は一万種類以上と言われています。
一万種類の中から、
「患者さん一人一人本当にあったお薬を提供する。」
そのためのアドバイザーが薬剤師です。

お医者さんからは
「この感染症の患者さんの薬はどうしよう?」
こういう症状を訴える患者さんがいるんだけど、なんでだろう?副作用だろうか?」
といった疑問を薬の専門家の目線で見ています。

みどり病院はコンパクトな病院ですので、廊下でもふとそんな質問があります。
1日に数回、薬剤科にコーヒーを飲みに来る先生もいますので、質問、話し合いはあちこちで行われているのです。

私たちみどり病院の薬剤師は、患者さんと医師と看護師、病院スタッフをつなぐ架け橋でありたいと思っています。みどり病院は循環器と消化器をメインに診療を行っており、神戸西部・明石の近隣病院から紹介される患者さんも多数いらっしゃいます。
他の病院からの入院のとき、お薬で一番困るのが、全く同じ薬を用意できないことです。何せ日本の病院で使われるお薬だけで一万種類以上ですから、そのすべてを用意できる病院など大小関わらず存在しません。

さぁ、ここで薬剤師の出番です。
患者さんが今服用しているお薬となるべく同じものを用意するのも仕事の一つです。限られた薬の中からなるべく同じものを用意するのは、なかなか大変ですが入院で不安を感じる患者さんが少しでも、日常を感じて頂けるよう、業務に取り組んでいます。
患者さんに、薬の飲み方を説明する中で「先生には言ってないんやけど~」とよく言われます。
なぜか薬剤師には話してくださることが多いです。みどり病院の薬剤師は比較的のほほんとしているように見えますが、お話ししているときも頭はフル回転しています。たくさん考えるので甘いものが好きです。

さて、薬剤師は広く言うところの化学者です。
大昔、化学は錬金術から発展しました。その錬金術は料理から発展したとも言われています。
本当かどうかは、今となってはわかりませんが、医師がどの薬を選ぶかは、料理のレシピ作りに似ている気がします。(個人の感想です)
薬剤師は幅広く、いろんな病気、色んな薬について精通するジェネラリストであり、患者さんひとりひとりに合わせたスペシャリストでありたいと思います。