訪問看護サービスにはいくらかかるの?

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みどり訪問看護ステーションでは「暮らしに笑顔を」を合言葉に、自宅で療養されている方だけでなく、介護されているご家族の健康も維持し、笑顔で暮らすことができるよう、日々業務に取りくんでいます。

前回は、訪問看護サービスでできることをざっとご紹介しました。今回はサービスの料金(費用負担)についてご説明したいと思います。
訪問看護サービスは介護保険もしくは医療保険を使います。最近はどちらも使わない自費サービスもあるようですが、かなり高額となりますので、一般的な介護保険と医療保険を使う場合についてご説明します。
介護保険と医療保険を使う際に、利用する側が勝手に選ぶことはできません。介護保険を申請している場合や厚生労働省が定める疾患等で、どちらを使うかが決まっています。詳しくはお近くの訪問看護ステーションにご相談ください。
費用負担については大まかに下記の参考資料に基づいて計算されます。

これを見て「うん、なるほど」と納得できる方は、在宅医療の専門職でしょうか。一般の方にはとても分かりにくいと思います。そこで具体例をあげてご説明したいと思います。

介護保険を利用される方

例えば週1回60分程度のサービスを受けるとします。介護保険では1つのサービスを“単位”(1単位は10~12円)で計算しますが、ここでは分かりやすく1単位10円としてみましょう。
1回③60分814単位×4回(月)×10円=32,560円
1か月の費用負担 1割負担の方 3,256円
2割負担の方 6,512円
思っていたよりお手軽と思った方が多いのではないでしょうか。(そう思わなかった方には申し訳ありません!)ただし、介護保険の場合60分を越えるサービスとなると、1回④1117単位となりますので注意してください。
これに例えば緊急時訪問看護加算540単位を加えると、1割の方で540円、2割の方で1,080円がプラスされることになります。

医療保険を利用される方

たとえば週1回60分程度のサービスを受けるとします。医療保険では介護保険とちがい2時間を越えなければ料金に変わりはありません。
基本療養費1回①5,550円×4回(月)=22,200円
管理療養費 ②初日7,400円+2,980円×3回=16,340円
情報提供療養費 ③1,500円
合計 ①+②+③=40,040円
1か月の費用負担 1割負担の方 4,004円
2割負担の方 8,008円
3割負担の方 12,012円
これに24時間対応体制加算5,400円を加えると、1割の方で540円、2割の方で1,080円、3割の方で1,620円がプラスされることになります。
1割負担の方は介護保険を使うより少し高い程度ですみますが、3割負担の方にとっては高額となってしまい、経済的な負担が避けられません。高額療養費制度の活用など、なるだけ費用負担を軽減できる方法を考えるのも訪問看護師の大切な役割です。

各種加算については、ステーションの看護体制やご本人の状態、訪問する時間帯などの条件によって異なりますので、詳細につきましては訪問看護ステーションのお問い合わせください。

参考資料

介護保険の費用

*対象者
・65歳以上の要介護認定を受けている方
・40~64歳で加齢に伴う特定疾病の方
(がん末期、関節リウマチ、骨折を伴う骨粗鬆症、初老期における認知症、パーキンソン病、多系統萎縮症、脊柱管狭窄症、導尿病性の神経障害・腎症・網膜症、脳血管障害、慢性閉塞性肺疾患 等16項目)

*訪問看護の費用
①20分未満 310単位
②30分未満 463単位
③30分~60分未満 814単位
④60分~90分未満 1117単位
⑤理学療法士の場合 20分につき302単位

*主な加算
・緊急時訪問看護加算 540単位(月1回)
・特別管理加算 250単位または500単位(月1回)
・サービス提供体制加算 6単位(1回毎)
・初回加算 300単位(初月のみ)

医療保険の費用

*対象者
・要支援者、介護者のうち、厚生労働大臣が定める疾患等の使用者、特別訪問看護指示書が交付された場合、精神科訪問看護指示書が出された場合
・要介護、要支援の認定が非該当の方
・要介護認定未申請の方
・64歳までの医療保険加入者

*訪問看護の費用
①基本療養費 5,550~6,550円
②理療養費 月の初日7,400円、2日目以降2,980円
③情報提供療養費(地域による)1,500円
④各種加算(看護体制、条件による)

*主な加算
・24時間対応体制加算5,400円 24時間連絡体制加算2,500円(月1回)
・特別管理加算 2,500円または5,000円(月1回)
・時間外訪問看護加算 2,100~4,200円(1日につき)