2015年11月14日(土曜日)10:00~11:40、神戸市立枝吉小学校の体育館にて、小学校の音楽会がひらかれました。
地域交流の一環として、みどり病院は、神戸市立枝吉小学校の卒業式、入学式、枝吉子供祭り、運動会、音楽会と、主な学校行事がある度にご招待を受け、こんなにたくさん出席させて頂く機会を得て、本当にうれしく思います。
さて、当日の児童たちの歌声はまことに素直で愛らしく、運動会が終わって一ヶ月余り、練習に明け暮れた成果が存分に発揮されているように思われました。
熱唱、熱演もさることながら、上級生が舞台の裏方として、下級生のために設営や進行に、てきぱき動く有り様は、いつもながら感心させられます。
また、低学年の児童たちは、実に明るく活き活きと、歌や演奏を披露してくれて、観ていて新鮮で、気持ちが晴れやかになりました。
一方、六年生の児童たちは、こうやって卒業までの階梯を登りつめ、やがて旅立つ準備を整えているのでしょうか、一抹の寂しみを伴いつつ、しかし感慨深いものがありました。
また、選曲が良かったです。
クラシックからポピュラーまで、テレビ番組やアニメ、映画音楽などを織り混ぜながら、聴衆が知っている曲も多く、手話を交えた歌には聴衆にも手話に参加させたりして、老人から子供まで出席者を飽きさせない演出で、面白かったです。
有名なベートーベンの「運命」や「エリーゼのために」のアレンジ曲、長寿テレビ番組「笑点」のオープニング・テーマ、根強い人気映画「スター・ウォーズ」のテーマ曲、そして極め付きは、テレビ・アニメ「ルパン三世」のテーマ曲、いずれも、誰もがどこかで耳にしたことのある、親しみやすい曲目。
教諭の先生たちも、アニメのキャラクター(ルパン三世、次元、銭形警部)や、往年の「笑点」の座布団持ち・山田くんに扮した服装と物まねで会場を沸かせました。
(余談ですが、もしかして、プログラムの横文字Don’t mind! は、英語の授業の賜物?)
うならせられたのは、各演目の開始合図のチャイム代わりに、一人の児童が次の演目のさわりを鉄琴(?)で弾いて聴かせて、それに続いてアナウンサー役の児童が演目を紹介するという趣向です。
こういう演出は、教諭の先生方が考えられたのでしょうけれども、センスの良さが光ります。
このように、保護者の皆様や児童たちだけでなく、地域住民にも「ひらかれた」音楽会は、会場の制約はあるものの、もっと宣伝されて良いと思います。
ちなみに、みどり病院でも、昨年から、主に入院患者様の気散じにと、ハロウィン・コンサート、サマー・コンサート、オータム・コンサートと、過去3回、院内コンサートをひらいてまいりました。
会場が手狭なため患者様・ご家族中心にならざるを得ませんが、ご自由に参加頂いております。
今後も児童たちに負けない趣向をこらして、続けたいと考えています。乞う、ご期待。
(事務局 津田明彦、2015年11月14日記)
【プログラム】
♪ オープニング(3年生)
グーチョキパーがパーカッション
1.(3年生)
歌唱 人間っていいね!
リコーダー奏 うんめいだ!!
合奏 アイ・ライク・エリーゼ
2.(1年生)
歌唱奏 動物園へ行こう
3.(5年生)
歌唱 未来のつくり方
合奏 祭り囃子でゲラゲラポー
♪ みんなのうた(5年生。手話を交えて)
世界がひとつになるまで
4.(2年生)
歌唱 Don’t mind!
合奏 笑点のテーマ
5.(4年生)
歌唱 キミに出会えてよかった
合奏 スター・ウォーズ
6.(6年生)
歌唱 ほらね、
合奏 ルパン三世のテーマ
♪ エンディング(6年生)
見えない翼