2016年2月3日(水曜日)は節分でした。
節分とは季節が変わる節目のことをいい、立春・立夏・立秋・立冬それぞれの節目に、1年4回あったものが、日本では立春を1年の始まりとし、現在では節分と言えば春の節分のみを指すようになったということです。
つまり立春の前日が「節分」となります。
立春とは寒い冬が終わり、暖かい春が始まるという意味です。
日本ではまだまだ寒い日が続き、暖かい春にはほど遠い時季ですね。
節分といえば「豆まき」ですね。
災いや悪い物を「鬼」にたとえ、豆をまいて追い払い、1年の無病息災を願った行事の1つとなっています。
みどり保育園でも毎年2月3日には「豆まき」の行事を行っています。
「おには~そと!」「ふくは~うち!」と子ども達が元気よく鬼に豆をまく練習をして当日を迎えるのですが、毎年鬼が登場すると、子ども達は大泣きでその場から離れない子や、保育士の後ろに隠れたり抱かれたりと、元気よく鬼に豆を投げる光景は見られません。
豆まきの日までに保育室内では、「お友達に意地悪したり、イヤイヤと言ってごはんを残したりすると、こわい鬼さんがやって来るよ~」と鬼の絵本を読んだり、お話をしたりして過ごすことが多くなります。
だからみんなで仲良く遊んだり、好き嫌いなく何でも食べようねとお約束することが日頃よりは多くなります。
また、大きな鬼のお面を付けたカゴを職員が肩に掛け、玉入れ方式で楽しく豆まきの練習をしています。
ご家庭でもこの時期になると、豆まきよりも鬼の話が話題になるようで、今では子供たちがアプリで実在するかのように怖い鬼の様子を目にするようです。
この時期、子ども達にとって鬼はとても怖い存在になっています。
さて、今年のみどり保育園での「豆まき」の行事はどうだったでしょう?
「鬼のパンツはいいパンツ~♪」「強いぞ~♪」と歌いながら、虎柄のパンツを子ども達の前で保育士が履き、徐々に保育士が鬼に変身していきました。
その過程を見ていた為か今年の豆まきは鬼が現れても(変身しても)泣く子もなく、前もって渡されていた豆(殻つきピーナッツ)を鬼に投げつけていました。
普通なら拾っては投げ、拾っては投げというところですが、床に散らばった豆をみんなが必死で拾い始め、自分の豆入れに必死で豆を戻す姿に苦笑しました。
その間、鬼に扮した保育士は茫然と立ち尽くすこととなりました。
また、1年間病気をしないようにと、自分の年より1つ多くの豆を食べると言われていますが、みどり保育園では豆を食べる代わりに「大豆ごはん」と「いわしの蒲焼」を、元気で過ごせるようにと、また、心の鬼退治の意味をこめて、給食で頂きました。
降園時には子ども達が作ったお面を持ち帰り、ご家庭でも、その夜「豆まき」を行ったと、次の日の連絡表で伺う事が出来ました。