めまいについて

20160727_nursing-outpatient_01
めまいを発症しました。
朝、起き上がろうとしたところ突然、周りがぐるぐると回り吐き気が襲ってきました。
それでも無理に体を動かそうとするとめまいも吐き気も増強し動けなくなってしまいました。
目を閉じてじっと寝ていると楽に感じ、また目をそろそろと開けてみるとやはり同じことの繰り返しでとても辛いものでした。
お薬と点滴で落ち着いたものの、再度めまいが起こったらどうしようと不安になったりしました。
普段の体調管理はとっても重要だなと痛感しました。
めまいの多くは、私が発症したようなぐるぐる目が回る回転性めまいとフワフワ感じるめまいがあるそうです。

みどり病院でも、めまいを訴えてこられる患者様が多くいらっしゃいます。
めまいは身体の平衡バランスが崩れた時に現れる症状ですが、この平衡感覚とはどういうものでしょうか。

耳の内耳には蝸牛という音を感知する働きを持つ部分と前庭という部分があります。
前庭は三半規管と耳石器からなりたっており、この前庭が身体がどの方向へどのようなスピードで働いているかなどの情報をキャッチする働きを受け持っています。
三半規管は有名な器官ですが、三半規管の中はリンパ球で満たされていて、振動を感じる細胞が身体の動きにあわせたリンパ球の流れから身体の位置情報を把握さます。
この平衡バランスの仕組みのどこかに障害が生じた時、めまいが起こると考えられているようです。

よく耳にするのがメニエール病ですが、この病気も三半規管や耳石器などの内耳に原因があるめまいとされています。
突発的な激しいめまいを繰り返し、耳鳴り、難聴などを伴うこともあります。
突発性難聴の治療の開始は早ければ早いほど、聴力の回復が期待できるため、できるだけ早く内科ではなく耳鼻科を受診する必要があります。
肩こりが強くなると首すじや頭の筋肉のこりが強くなり、頭を重く感じたりフワフワとしためまいを感じやすくなったります。
このようなフワフワしためまいは何日も続きやすいために、血圧や脳の病気を心配して来院されることが多いです。
しかし、激しい頭痛、視力障害、手足のしびれ、呂律が回らないなどの症状が伴う時は、脳神経外科や神経内科への受診となりますが、わからないときは医療機関に相談してください。
めまいを訴える人が増えてきたのは、不規則な生活習慣などのリズムのみだれが関わっていることもあります。
毎日の生活リズムを見直し、ストレスを上手に解消するリフレッシュできる楽しみを見つけましょう。