寒露も過ぎ秋も深まって参りました今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
朝晩の気温が下がり、体調を崩しやすくなっていますので風邪には十分気をつけてください。
そして、体調が悪くなったら我慢せず早めに病院を受診しましょう。
今回はその受診について、特に“時間外受診”のことをお話しします。
通常、診療所や病院には時間内受診と時間外受診があります。
時間内受診とは、その病院が標榜している診療時間内の受診のことを指し、時間外受診とはそれ以外の夜間や休日の時間帯の受診のことを指します。
ではこの二つにはどのような違いがあるのかを見ていきましょう。
大きな違いとしては医療費が挙げられます。
夜間や休日に病院を受診すると、通常の時間内受診では見られることの無い「時間外加算」というものが基本診療料に加算されます。
これは通常の時間内受診の際にかかる医療費に付加されるもので、受診する時間帯によって変動します。
更に時間外受診において検体検査や画像撮影を行うと、それぞれに時間外緊急院内検査加算、時間外緊急院内画像診断加算というものが加算され、時間内受診の際の医療費に下記の金額が付加されます。
診療時間外に診察 ⇒ 合計 3,750円
時間外診療 650円
時間外検査 2,000円
時間外画像 1,100円
夜間に診察 ⇒ 合計 7,300円
深夜診療 4,200円
時間外検査 2,000円
時間外画像 1,100円
休日に診察 ⇒ 合計 5,000円
休日診療 1,900円
時間外検査 2,000円
時間外画像 1,100円
このように、時間外受診をすると同じ診療内容であっても、時間内受診でかかる医療費よりも支払う金額は高額になってしまいます。
風邪くらいと思い我慢せずに診療時間内に診察を受けるようにしましょう。
また、体調が悪いのに時間外はお金がかかるからといって受診しないでおくと、症状が悪化し結果さらに医療費がかかる可能性もあります。
症状改善のためにも医療費を抑えるためにも適切な時期に適切な治療を受けましょう。