訪問看護師が日頃から持っているカバンやリュックには何が入っているのかご存知ですか?
ステーションや個々の訪問看護師によって多少の違いはあると思いますが、ほとんどがけっこう大きなカバンを持っていますよね。
私は小柄なせいかよく利用者さんから「カバンが歩いてるみたい」「そんなに大きな荷物を抱えてどこにいくの」と笑われます。
看護学生さんも興味津々の様です。
今回は私のバッグの中身をご紹介しましょう。
一般状態を観察する道具
・血圧計
・聴診器
・体温計
・時計
・パルスオキシメーター(指先の血流から血液中の酸素濃度を測定する機器)
・ペンライト
・簡易血糖測定器
・メジャー
採血や点滴のための道具
・駆血帯(くけったい:腕を圧迫するゴム)
・注射器
・針
・使用済み針入れボトル
・アルコール綿
・テープ式絆創膏
・S字フック(点滴バッグをかける時に使用)
ケアをするための道具
・使い捨て手袋
・尿パット(便を出すときや傷の洗浄時の受け皿として使用)
・100円均一の調味料ボトル(お湯を入れてシャワーボトルとして傷や皮膚の洗浄に使用)
・口腔ケアスポンジ
・綿棒
・ガーゼ
・包帯
・消毒用綿球
・爪切り
・爪やすり
・爪切り用ニッパー
・ゴミ袋
感染予防のための道具
・手洗い用泡石鹸
・手拭きタオル
・手指消毒剤
・使い捨てマスク
試供品あれこれ
・トロミ剤
・薬ゼリー
・口腔ケア用ジェル
事務用品
・ボールペン
・油性マジック
・ハサミ
・メモ帳
・緊急連絡先リスト
その他
・小銭(パーキング代、ドリンク代に使用)
・靴下(汚れた時に使用)
・老眼鏡(必需品)
とまあこのような感じです。
基本的にはケアをするための道具は家庭にある物品を使います。
家庭にあるものを工夫して使うことが訪問看護師の腕のみせどころなのですが、代用するものがない場合も少なくないため、ステーションの持ち出しとして準備しています。
スタッフによっては入浴介助に使うエプロンや、排泄の援助に使用するオリーブ油もカバンの中に入っています。
ただし何を持っていなければならないという決まりはありませんので、訪問看護師それぞれで違います。
何が入っているかはお楽しみ!
興味のある方は身近な訪問看護師に聞いてみて下さいね。