Mさんはホームの開設と同時の7/1に希の丘に入居されました。
みどりの丘に入所されている時に、入居前の見学に来られたのですが、笑顔が素敵な方だなぁ。というのが第一印象でした。
左片麻痺の為、装具を着けておられるのですが、その装具に紐を付けていて、車椅子に乗られた際、麻痺側の足をご自身でフットレストに乗せることができるようにリハビリで訓練されたそうです。
見学の時にトイレに行かれたのですが、右手で紐を引っ張り、足を地につけ、右手でフットレストを上げ、手すりを持たれてご自身で立ち上がられた姿を拝見して、とても頑張り屋さんだなぁと感心させられました。
”出来ることは自分で!できなくなったらお願いね”そう笑顔で話されました。
脳梗塞の後遺症で左片麻痺がありますが、できることはご自身で行われ、手作業にも意欲的に参加してくださいます。
入居の前は施設に入所されていたのですが、その時は日中のほとんどの時間をベッドで過ごしておられたそうですが、こちらへ来られてからはフロアで皆さんと過ごされる時間が多くなったように思います。
両手は使えないけれど、片手で出来ることを見つけて取り組んでくださいます。
特に貼り絵等の作業はとても素早く熱心に行ってくださいます。
「私に何ができるかな?」と、できることを探して意欲的に参加してくださいます。
昔、お花屋さんで働いておられたそうでホームで花を生けるときにはMさんにお願いします。
とてもセンス良く活けてくださり、さすが!と、とても勉強になります。
Mさんはとても勉強家で、自宅にいらっしゃる頃は息子様と図書館に行き歴史書などを読まれていたそうで今もお部屋には平家物語が並べられています。
新聞も購読されていて朝、夕の日課にされています。
娘様、息子様、お孫様と入れ替わりにMさんに会いに来られています。
私たちスタッフにはいつも「ありがとう」、「ごめんな」といってくださり、優しい言葉をかけてくださり、気遣いもしてくださいます。
そんなMさんにこれからも色々教えていただきながら頑張っていきたいと思います。
今も出来ることは自分で!の精神は変わられていません。