寒かった冬も終わり、ついに4月となりました。
4月と言えば、入園・入学式、そして入社式など、新しい環境でスタートを切ることの多い季節ですね。
皆さんは初めて今の職場に出勤した時のことを覚えていますか?
うまくやっていけるか、緊張したりしましたか?
私はみどり病院に入職した時、初めて社会に出るということでとても緊張しましたが、いろんな職種の方がいる中で、同じ事務の同期がいて、ほっと安心したことを覚えています。
みどり病院も新しい職員を迎え、新年度がスタートしました。
今回は、そんな新入職員が入職される時に総務課が行う様々な手続きについて書いてみたいと思います!
みどり病院では、入職前に、入職予定の方に一度病院にお越しいただき、入職時健診を行っています。
その時に、総務課の私たちが制服(ユニフォーム)の採寸を行います。
そして入職時に間に合うように、ユニフォームと院内シューズの発注、ロッカーや名札の準備、入職時に必要な書類の準備を行っています。
総務課はこのように、入職前から職員と病院を繋ぐ架け橋の役割も担っています!
入職日には様々なオリエンテーションが行われます。
まず初めに総務課から、給料や保険関係の説明、必要書類の書き方、タイムレコーダーの使用方法から電話機の使用方法まで、幅広い内容のオリエンテーションを行っています。
総務課が行う手続きには様々なものがありますが、その中でも特に大事なものは、健康保険、厚生年金保険や雇用保険などの保険関係の手続きです。
常勤職員やパート職員で保険加入の対象の方に必須の手続きとなります。
~健康保険~
健康保険の加入には、「健康保険・厚生年金被保険者資格取得届」を作成します。
年金手帳を提出してもらい、マイナンバーの確認を取ったり、扶養者のいる方には他に「健康保険被扶養者(異動)届」も併せて用意したり、個々に応じて必要な書類を準備して、年金事務所に郵送し手続きを行っています。
4月はどの企業も新入社員が多いので、年金事務所は非常に混雑します。
その為、特に健康保険証ができるのには通常よりも少し日にちがかかるため注意が必要です。
保険証が届くまでに2週間くらいかかることもあります。
それまでにどうしても病院にかかりたい場合は、「健康保険被保険者資格証明書交付申請書」を提出して証明をもらうことができます。
~雇用保険~
雇用保険の加入には、「雇用保険被保険者資格取得届」を作成します。
新卒の方以外には被保険者番号を確認できるもの(「雇用保険被保険者証」や「離職票」など)を提出してもらっています。
というのは、雇用保険の被保険者番号は、原則的に一人一番号が与えられ、特別な事情が無い限り、職場は変わっても番号は変わらないので、その番号が必要になるからです。
その番号やマイナンバー等の必要事項を記載し、ハローワークへ持参し手続きを行っています。
よくこの「雇用保険被保険者証」の話をすると、多くの方が「う~ん、そんなのあったかなぁ??」と首をかしげられます(たいていは前の職場から受け取っているはずです!)。
「離職票」は知っていても、この「雇用保険被保険者証」に対する意識は薄いようです。
この記事を読んで、同じように首をかしげる方がいましたら、一度家にあるかどうか探してみて下さいね!
雇用保険と言えば、今までは65歳以上の労働者は、雇用保険に新規に加入することはできませんでしたが、この平成29年1月1日より、65歳以上の方も「高年齢被保険者」として雇用保険の適用対象となりました。
保険料は今のところ平成31年度までは免除となっています。
65歳になる前から雇用保険に加入し、65歳を超えても継続加入していた方は新たな手続きは不要ですが、65歳を超えて雇用した場合は新たに資格取得届が必要になります。
日本の高齢化率は26%を超え超高齢社会と言われていますが、65歳以上でも心身ともに元気な方は多くいらっしゃいます。
働く意欲のある方もたくさんいるでしょうから、雇用保険に加入できるというのはとてもありがたいことですよね。
私がその年齢になった時のことを考えたら(・・・あと○十年働かないと!!)、その頃には健康保険や雇用保険はどのような制度になっているのでしょうか。
働きやすい、暮らしやすい世の中だったら良いですよね。
そうなっていると信じたいものです。
今後も保険に関する新しい情報がありましたらこの場で発信していきたいと思います。
もし何か聞きたいことがありましたら、いつでも総務課を尋ねて来てくださいね♪