今年も暑い夏がやってきました。
手足口病が曼延し欠席児童が多かった為、予定より1週間遅れの水遊び(プール遊び)が始まりました。
この時期になると、神戸市からプール活動・水遊びを行う場合の事故防止についての指導の通知が再三あります。
保育園で水の事故が発生する度に防止法が強化されます。
みどり保育園の職員も「プール遊び」が開始する前に心肺蘇生をはじめとした応急手当などの研修に参加し、全職員が講習内容を把握、実施できるように勉強会を行いました。
アンパンマン人形を傷病児に見立て、救急処置開始です。
「子どもが倒れています」
「(アンパンマンちゃん)どうしたの?」
「だいじょうぶ?」
「誰か来てくださ~い」
と119番通報する職員、AEDを取りに行く職員、心肺蘇生を継続する職員と分担を決め、全員が全ての行動ができるように、順々に練習を行いました。
神戸市(厚生労働省)の指導の内容も付け加え、
1)プール活動・水遊びを行う場合は、監視体制の空白が生じない様に、監視を行う職員とプール指導を行う職員を分けて配置し、その役割分担を明確にする
2)プール活動・水遊びの際に注意すべきポイントは
①監視者は監視に専念する
②監視エリア全域をくまなく監視する
③動かない子どもや不自然な動きをしている子どもを見つける
④規則的に目線を動かしながら監視する
⑤十分な監視体制の確保が出来ない場合については、プール活動の中止も選択肢とする
⑥時間的余裕をもってプール活動を行う
いよいよプール遊び開始です。
プール実施日には、残留塩素濃度を入水する前と入水中に2回計測、気温や水温が適切であるかを温度計で計り、計測内容は記録にも留めます。
職員は監視者とプール指導者を決めます。
次に子どもたちの体調チェックです。
保護者が登園前に、体温計測・便の状態・朝食を摂ったかどうか?・睡眠状態などを連絡表に記入してもらいます。
プールに入れるか否かをプールカードでチェック、ようやくプールに入ることが出来ます。
朝の忙しい時間ですが、保護者の皆さんのご協力の上で、子どもさんの楽しいプール遊びが出来るというわけです。
児童の安全を最優先するという認識を管理者や保育者が日ごろから共有する事を大切にしていきたいと思います。
あと残り少ない夏休みですが、ご家庭でも、海やプールに出かける事もあるでしょう。
幼い子どもは5㎝の水でも溺れて死亡するケースがあります。
目を離さずに楽しい水遊びにしてもらいたいものです。