つい先日まで暑いなぁって言っていたのに、急な冷え込みで寝るときは靴下が手放せない今日この頃の私ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
私がこのみどり病院に配属され、早2年が経とうとしています。
最初はお目にかかるのが初めての患者様ばかりでしたが、2年も経つと顔も覚えて頂き、買い物に行ったスーパー等でも声を掛けて頂けるように!
うれしいことです!
今回は私の中での、みどり病院名物?患者さんのお話を紹介したいと思います。
まず一人目はMさん。
Mさんは週何回かのリハビリと月1回の診察で来院されます。
Mさんはいつもとびきりの笑顔で診察券を片手に来られます。
診察券を受付に渡し「リハビリ!」と伝えたら、すぐさま定位置の3診前のイスへ。
診察室から呼ばれると受診票を片手にリハビリ室へ。
リハビリ終了後は、これまた無駄なく受診票を片手に精算のため受付へ直行。
受診票を手渡しながら
Mさん「金、払ろとこか?」
私「まだダメです」(そんなにすぐに計算はできません…)
Mさん「あ~疲れた」
私「なら、計算できるまで、ゆっくりしててください」
Mさん「わしは忙しいんや(ゆっくりしてられへん)」(大笑いで…)
病院の後に、どんな忙しいことがあるんだろうと思いつつ、それを聞けずのままの私です。
毎回、些細なやり取りの繰り返しですが、癒しの一時です。
会計を待っている間はリハビリの代金を握りしめ呼ばれるのを待ち、お呼びするとすぐに会計カウンターへ。
小銭が手から落ちないくらい力強く握っているようで、そこでも笑いが。
そして「ありがとう」と言いながら風の様に去っていく。
意外とせっかちなMさんの後ろ姿に、今日も楽しいひとときを『ありがとう』と思う私。
2人目はKさん
Kさんは半身が不随の方です。
でも受付に来ても必ずご自身で診察券・保険証を出され、会計の時もゆっくりですが杖をつきながらお一人でカウンターに来られます。
私が同じ立場なら甘えてしまうだろうなぁと…。
先日、スーパーへ買い物へ行ったとき、Kさんが買い物を終え店外へ出られるところをお見かけしました。
誰の手も借りず荷物を持ち杖をつきながら帰られる姿を見送りながら、私も見習わないとと思いました。
このKさん病院では、会計が終わりカバンに診察券などをしまわれた後、必ず「お仕事頑張ってくださいね!」と、元気な声で声を掛けてくれるのです。
文章では伝わりづらいのが残念なほど、聞くとうれしい気持ちにさせてくれる言い方なのです。
初めて声を掛けて頂いたときは面食らいました。
病院に勤めてこの言葉を掛けられたのが初めてで、返す言葉が見当たりませんでした。
次に来られたときも同じ言葉を掛けてくれました。
今度は「ありがとうございます!」と返事ができて、改めてありがたく嬉しい気持ちになりました。
まだまだ他にも、たくさんの患者さんのありがたい言葉や楽しい出来事があり、「この方、私の中では名物(?!)」と思う方々もいらっしゃって、毎日いろいろありますがまた次回ご紹介させて頂きます!
私はまだまだ教わることばかりで、病院のスタッフの皆からいろいろ教えてもらうだけでも感謝の日々なのに、患者さんからもいろいろな出来事や言葉で元気をもらえるって最高ですね!
これからも患者さんが、このみどり病院に来て良かったと思ってもらえる様に、笑顔と丁寧な対応を心がけて頑張っていきたいと思います。