皆さんが聞きたいと思うこと、よくある質問をQ&A形式でまとめ、部署紹介をします。
今回はリハビリテーションチームの紹介です。
<はじめに>
新卒の方は社会人へ、既卒の方は新しい職場へと変わる新生活を目前にし、期待の反面不安に思っている方も多いと思います。
今回は、そんな不安が少しでも軽減し、安心して入職して頂けるように、
①入職前に準備しておくと良いこと②入職後に行う新人教育プログラム③当科の特徴についてお話していきたいと思います。
Q1. 入職一年目スタッフの「入職前に勉強しておくと良いこと」
A1. まず初めに、当科の理学療法士・作業療法士より入職する前に勉強しておいた方が良いことについてお伝えしようと思います。
<理学療法士スタッフより>
整形外科疾患、循環器疾患、呼吸器疾患など様々な疾患をお持ちの患者さんが入院されています。
まずは、養成校や実習、国家試験対策で学んだ基本的な知識や評価・治療方法の復習ができていれば安心です。
入職後、はじめは、脊椎圧迫骨折や大腿骨頸部骨折などの整形外科疾患の患者さんを担当していただくことが多いです。
また、当院の特徴として循環器疾患の患者さんが多いことが挙げられます。月に2回、循環器内科医による院内勉強会が行われており、
分からないことがあっても質問しやすい環境だと思います。
入職後、様々な疾患をお持ちの患者さんと関わる中で、興味のある分野を見つけ、知識を増やしていけると思います。
<作業療法士スタッフより>
当院は神戸市認知症検診の対象病院であることや、担当する患者さんが認知症を発症している方が多いこともあり、
認知機能検査を実施する機会が沢山あります。そのため入職する前に認知症や、認知機能検査について勉強しておくことで、
認知症患者さんと関わりやすくなり、セラピスト自身の緊張や不安も軽減するかと思います。
また作業療法士は、病気により低下したADLに対し“その人らしい生活を送るために何ができるだろう”という視点を持って行う仕事です。
そのため客観的臨床能力試験(OSCE)などで学んだ専門知識の復習に加え、日常的に関わる人に興味を持ち、
変化に気付く観察力を身につけておくことも大切な準備だと思います。
<技術や、専門知識のほかにも大切なことがあります>
セラピストとして働くうえで理学・作業療法の専門知識を勉強しておくことはとても大切ですが、
患者さんを支えるためには、ほかにも大切なことがあります。
それは、患者さんと良好な信頼関係を築き、日々の状態や、思い・表情の変化に気付くことができるか、
そしてチーム医療の一端を担うために医師や看護師など他部署のスタッフとの連携がしっかりできているか、
といった観察力・コミュニケーション力です。それらを身に付けるためには、普段の生活の中で色々なことにアンテナを張り、
様々な人とコミュニケーションを取ることが大切だと思います。
相手の考えを汲み取り、変化に気付くことを習慣づけておくことが入職前に皆さんができる一番の準備だと思います。
Q2. 入職後の流れは?
A2.
Q3. スタッフは何名ですか?
A3. リハビリテーション科は現在(令和5年9月)PT7名、OT2名、ST2名のセラピスト11名と、クラーク1名の計12名が在籍しています。
Q4. 新卒採用の方が多いですか?
A4. セラピスト11名のうち、新卒から働いているのは6名です。だいたい半分くらいです。
Q5. 部署内での勉強会はありますか?
A5. 毎週金曜日の朝礼後に行っています。共通のテーマを決めて担当者が事前の勉強会を行い、
その後、各セラピストが持ち回りで文献抄読を行っています。
テーマは「糖尿病」「心不全とフレイル」など、PT・OT・STが共通して学べるものを取り上げています。
Q6. 休みはどのように取得していますか?
A6. 当院のリハビリテーション科は、土曜日午後と日曜・祝日は休みです。大型連休の際などは、皆で相談しながら順番に休みを取得しています。
また、有給休暇はしっかり取得出来ています。
<おわりに>
当科では②でも記載していますが、新卒・既卒に関わらず、新入職員全員にプリセプターシップを導入し、
「新人教育プログラム」を行っています。
特に新卒スタッフへは、理学・作業療法士の専門知識のプログラムだけでなく、社会人として必要なマナーなどの指導も行っています。
また、リハビリテーション科は少人数ということもあり、新人教育プログラム以外でも先輩スタッフと
コミュニケーションがとりやすい環境になっています。
わからないことや、不安なことは何でも相談してください。みどり病院リハビリテーション科で、一緒に働きましょう。