検査技師として働きながら我が子の成長を見守り続けることができた4年間

私は検査技師として、小学生のこどもを育てながら働いています。
みどり病院に入職したのは、子供が2歳の頃でしたので子育て+仕事のダブルワークを数年間続けていることになります。
もし家庭と仕事を両立しながら働くことはできるのだろうか?と悩んでいる検査技師の方、そのほか医療職の方がいらっしゃいましたら、私の経験を何かの参考にしていただければと思います。

入職の際、仕事と子育ての両立はやっぱり大変で本当に働けるのかと心配に思っていました。
私は採用が決まった時点でいろいろと対策を立てることにしました(病後児保育の申し込み・チャイルドマインダーさんの登録と面談・託児ショートステイの申し込みなど)。
そしてみどり病院検査科での勤務がスタートしました。

勤務が始まった当時は、少し遠方の保育園を利用していたので、朝晩の保育園迎えに片道で1時間弱かかっていました。
保育園に迎えに行くためには、職場を出る時間が自ずと決まってきます。
その時間までにおよその仕事の段取りをしておかなくてはいけません。
仕事中には子供のことは考えませんでした。
好きな仕事ができるので嬉しい気持ちでいました。

病院勤務を終えてからは母親の顔になりますが、ここからも忙しい毎日です。
子供を迎えに行き、帰宅後には食事とお風呂の準備が待っています。
赤ちゃん・幼児は時間通りには動いてくれませんので、だましだまししながら誘導するようにしていました。
大人がセカセカすると上手くいかないので、ある程度は仕方ないと思うようにしていました。
お惣菜の日もある・・外食の日もある・・夫のご飯がない日もある・・行水の日もある・・寝るのが遅くなってもOK・・・・。

このような仕事と子育てに追われるバタバタ生活も数年が過ぎ、幼児だった子供が小学生になり、友達と遊ぶ姿を見ると、我が子の成長と時間の流れを実感します。
出産後、仕事を始める時に考えていたことは
・私は仕事が好きだから、家にいるのは辛いし、仕事から離れたことを子供のせいにしたくないから仕事にもどろう。
・女の人が働く姿を子供に見せておきたい。
・万が一、自分や夫に何かあっても学費を出せるようにしておきたい。
といったことだったように思います。
私は働く選択をしたので、子供との時間はやはり少ないので、家では子供の話をよく聞くようにしています。
仕事が終わり職場を出た時点からは、仕事のことは忘れて、お母さんとして全力を注ぎます。
寝る前に、子供に本の読み聞かせをしているのですが、膝の上に抱っこして物語を一緒に楽しむ時間は、満たされる幸せな時間です。
かわいいなあと思います。
子供が学校であったことを「あのなあ・・・うんとなあ」と話してくれることは、嬉しいことです。

仕事・育児+家庭の両立は難しいですが、みどり病院の職場の理解と協力のおかげで無事に働き続けることができています。
本当にありがたいと思います。
職場には、家内の状況を伝えるようにしています。
自分にできないことは伝え、できることは率先して申し出るようにしています。
この先も、仕事と家庭の両立を目指す生活が続きますが、子供の「今」も検査技師としての仕事も大切にして生きていきたいと思っています。