検査技師として働き一年半の成長記録

昨年の4月からみどり病院で働き、ようやく1年半が経とうとしています。と共に、就職説明会に参加して2年が経とうとしています。。。

私がみどり病院での仕事内容や学んだことを振り返りたいと思います。

まずは検体検査から学び、徐々に生理機能検査に携わらせていただきました。色々な院内カンファレンスに参加させてもらい、初めはわからないことも多かったですがエキスパートの先生達や検査技師の先輩方の真剣な議論を繰り返し聞くことで、少しずつ臨床現場での治療方針決定に何が大切なのかを理解することができました。

みどり病院に勤めて感じたことは医師と検査技師の距離感がとても近いことです。心エコー図検査のレビューとして週に2回、室生院長が心エコー所見をチェックしたときに、検査技師がその場で思ったことを院長に伝え医師と検査技師が一緒になって検査所見について意見を交換したり学び合ったりしていて、検査科の上司からも「この病院はすごく恵まれた環境だよ」と教えてもらいました。循環器カンファレンスでは循環器内科や心臓血管外科の先生たちと手術のことや気になる患者さんに対してエコーをはじめ、CTや実際の手術の映像を通じて私たちに説明してくださりとても勉強になっています。

検査科の先輩たちはみんな優しく、わからないことがあっても質問しやすい環境であり、「一緒に勉強していこー!」と声をかけてくださるので毎日楽しく学ぶことができ、充実しています。

今、私は心エコー図検査を学んでいる段階です。みどり病院ではただ画像を撮るのではなく、まず心音をきいて答え合わせするようにエコーを撮っています。計測でも所見に対して細かく調べなければならなく、初めは全然わからなかったけど先輩方が教えてくださったりレビューの時の説明を良く聞いたり勉強会に参加したりで、徐々に理解できることが増え、楽しく学ぶことができています。時には、「上司を見習って頑張るんやでー」と声をかけてくださる患者さんもいて励みになりました。

院内回診では特殊な機械を用いて院長が聞いている音が周りできいているコメディカルの人たちもきこえるようになっていて、いろんな職種の人たちと毎週きいています。心音がわからなくても院長が患者さんからきこえる音に対して基礎から教えてくれます。そのおかげもあり、今では院長が言いたいことが少しずつ理解できるようになりました。その場でオーダーされる心音や心エコーに対しても何の目的か分かるようにもなりました。

心臓カテーテル検査は最近ようやく1人で検査に入ることになり、不安でいっぱいの毎日です。造影写真での冠動脈の見方がわからなく、カテーテル治療を担当する循環器内科医の先生が血管の狭窄具合をどのように見ているのか、ここは冠動脈のどの部分なのか、カテーテルの管やバルーンはどのような仕組みになっているのかなどを丁寧に教えてくださるのでとても勉強になっています。カテーテル検査のチームに加わることで他職種の人たちとつながることもでき、楽しく仕事ができています。

4月から新しく新卒の後輩が検査室に入ってきてくれることになりました。私も先輩方に教えてもらったように、私たちの成長を通じて一人一人の患者さんの治療に貢献できるよう、自分の後輩にも楽しく学べる環境を作ってあげたいと思います。