世界的にCOVID-19が流行し3年目の冬を迎えました。
昨年は年末年始より第3波、第4波、そして1日の新規感染者数が25000人を超えるような第5波がありました。そして、感染者数が少し下火になり安堵した矢先、オミクロン株による感染が全国に拡がり、今や第6波の渦中にあると言えます。
このような時代に医療従事者として働き始めた臨床検査技師の2人に、インタビューをしてみました。
Q.就職説明会に来た時の感想、実際に働きだしてどうか?
Aさん
検査室の皆さんはとても明るくて、見学させて頂いた短時間でも仲の良さが伝わってきました。
働き始めてからもその印象は変わらず、気さくに話しかけて下さり、とても優しい先輩ばかりです。
入職したばかりのころは、何もわからず、不安と緊張でいっぱいでしたが、同じ大学を卒業した同期と年の近い先輩が多いこともあり、小さなことでも質問もしやすくて働きやすい環境だと感じています。
Bさん
私は昨年の10月頃にみどり病院を見学させて頂きました。初めて、職場の方々にお会いした時は、笑顔で迎えて下さったので、緊張がほぐれたのを覚えています。
働きだしてからも、毎日、笑顔が絶えない職場なので、楽しく業務をすることが出来ています。
また、よく声を掛けて下さる職場なので、気持ち的にも穏やかに働くことができています。
Q.日常の業務について
Aさん
検体検査から生理機能検査までいろんな検査一つ一つを覚えるのはとても大変ですが、そのぶん一人でできる検査が少しずつ増えてくるのはうれしいです。
今はスタッフの胸を借りて心エコーの練習をしています。きれいな画像を出すためのプローブの動かし方に苦戦していますが、先輩のアドバイスをもらいながら頑張っています。心エコーだけでなく、心電図、心音も併せて学ぶのは大変ですが、院内の勉強会や循環器カンファレンス、院長先生による心エコーのレビューなど、学べる機会が多く、少しずつ見るべきところが分かってきて楽しいです。
Bさん
まず、初めに検体検査業務から携わらせて頂きました。
内容も、生化学から血算、凝固、尿検査、輸血と、幅広い検査に携わることができています。そのため、日々様々な検査に関心を持ちながら働くことができています。
また、生理検査業務にも携わらせて頂いており、検体検査と生理機能検査を分け隔てなく分担して検査している為、大変な面も多々あります。
しかし、先輩方や上司の方々が適切に指導して下さり、多くの経験が積めることに喜びをもって業務に取り組んでいきたいと思います。
Q.今後について
Aさん
ようやく検体検査が一通りできるようになり、夜間診にも一人で対応できるようになりました。
負荷心電図、心音図検査、心臓カテーテル検査はまだ研修中ですが、先輩の手技をしっかり見て少しでも早くひとりで検査できるようになりたいと思います。
Bさん
11月から下肢静脈エコーを見学し症例を学んでいます。
解剖を覚える事から始まり、次に、先輩方の脚をお借りして、プローブ操作の練習もさせて頂いております。
下肢静脈エコーでは、血管が詰まっていないかどうかを目的に検査するため、プローブ操作で正確に血管を追えることができるように日々練習しています。
COVID-19が流行に伴い、みどり病院でも院内でPCR検査を導入したりなど、感染状況に合わせ日々新たな対応が求められるなかで、自ら考え一生懸命取り組んでくれている姿を見ていると、すっかり検査室に欠かせない頼もしい検査技師だなと感じます。
それぞれが新たな目標に向かって頑張ってくれているので、検査室全体でその頑張りをサポートしていきたいです!
また、コロナ禍での入職ということもあり、本来ならみどり病院検査室の恒例行事でもある、お花見や歓迎会もできずのままなので、その日が来るのを楽しみに待ちながら、コロナ禍においてもよりよい医療・検査を患者様へ提供できるよう検査室一同努めたいと思います。