がんばれ、新人臨床検査技師!〜日々の成長、新しいことにワクワクしています~

検査科

2025年4月にみどり病院に新卒で入職して4か月が経ちました。

昨年の秋に開催された就職説明会に参加し、職場の皆さんが明るくあたたかい雰囲気に魅力を感じました。働いている今もその印象は変わらず、皆さん明るくて優しい方々です。あたたかい雰囲気なので、緊張はすぐにほぐれていきました。

新人研修を経て、4月中旬に検査室に配属されました。
まずは生化学や血算、凝固系、血糖、尿検査、輸血前検査などの検体検査から担当しました。初めは分からないことばかりで不安でしたが、先輩方に質問すると優しく丁寧に教えてくださるので、少しずつできるようになり、日々勉強になっています。

検体検査のなかでも現在、私は尿沈渣の検査時間を少しでも短くできるように頑張っています。尿沈渣とは患者さんに採っていただいた尿を遠心し、底に溜まったものを染色して、スライドガラスに乗せ、顕微鏡で尿の中に細菌や細胞の有無を見る検査です。初めは赤血球と白血球の違いが分かりませんでしたが、先輩方に赤血球と白血球のそれぞれの特徴を教えていただき、次第に区別ができるようになりました。

検体検査ができるようになってくると、心電図や肺機能検査などの生理機能検査も担当するようになりました。生理機能検査は検体検査とは異なり、患者さんとコミュニケーションを取りながら検査を行うので、最初は先輩方に患者さん役になっていただき、練習をしてから実際に患者さんに検査を行っていきました。まだまだ緊張しますが、患者さんから「頑張ってね」とあたたかいお言葉を頂いたときは嬉しく、もっと頑張ろうと活力になっています。

毎週火曜日にある心エコー図検査のカンファレンスに参加しています。私は大学の卒業研究で心エコー図検査に関する研究を行っていたので、もともと興味がありました。心臓の知識が少しあると思っていましたが、カンファレンスでは私の知らない言葉や略称が飛び交っていて、ついていけるように必死に頑張っています。このカンファレンスで少しでも多くのことを身につけ、実際に心エコー図検査に携わるときに役立てられたらと思います。

また、毎週水曜日の理事長回診にも参加しています。理事長回診では入院中の患者さんのベッドまで足を運び、心臓の音を聞いて患者さんの状態を確認しています。
初めは何も分からず、まずはⅠ音とⅡ音を聞き分けられるようになるところから始めていきました。回診に参加していくうちに、少しずつですが聞き分けられることができるようになりました。これからはⅡ音の分裂や収縮期雑音、拡張期雑音について勉強していきたいと思います。

社会人となり、学生時代に学んできたことを知識として日々頑張っています。知らない検査や用語に驚きながらも新しいことにワクワクしています。日々学ぶことがたくさんありますが、知識や理解を深めていき、エキスパート揃いのみどり病院の先輩方をお手本に一人前の臨床検査技師を目指していきます。これからの目標は、検体検査は独り立ちができるように、生理機能検査は緊張せずに患者さんとコミュニケーションを取りながら検査ができるように頑張っていきます。