講師合宿開催!〜第23回循環器Physical Examination講習会〜

検査科

来年3月に開催される第23回循環器Physical Examination講習会に向けた、二日間の合宿形式で7時間に及ぶ症例検討会がみどり病院で開催されました。
循環器Physical Examination講習会は、当院の理事長である室生卓先生が代表世話人をされており、循環器に特化した身体所見(聴診、視診、触診など)を学習し、習得できる講習会になります。

今回はこの合宿についてご紹介させていただきます。
10月4日~5日の2日間に渡り開催され、講習会で出す症例を選びます。

・1日目

私たちは、みどり病院の会議室でZoom用のPCや心音を聴くためのラジオを準備し、会場設営を行いました。室生先生をはじめとする講習会の世話人である先生方が全国各地より、みどり病院に集合しました。

先生方が揃ったところで、ついに合宿が始まりました。
次々と症例が発表される中で、先生方の身体所見に関する議論があり、難しい専門用語やマニアックな知識が飛び交っており、その都度、頭がパンクしそうなほど理解が追いつかず、自分の知識不足を痛感しました。
しかし、それも醍醐味であり、わからないことがわかる感覚が楽しく聞くことができました。

会場の設営だけでなく、会議室内で心音がラジオから聴こえているかの確認やZoomの配信状況の確認などの仕事もあり、先生方の議論も聞きながらで大忙しでした。
気が付くと18時になっており、1日目は終了しました。

・2日目

早朝より、1日目で出し切れなかった症例や1日目の振り返りをしながら進めていきました。私も症例を出し、先生方からたくさんのご指摘をいただきました。もちろん緊張しましたが、勉強になることばかりでした。

全症例を出し切り、無事に2日目も終了しました。
そして、講習会に出す症例の1つとして私が出した症例が選ばれました。先生方のご指摘を活かして3月に向けて頑張ろうと思います。

3月に開催される循環器Physical Examination講習会は現地参加とweb参加含め200~300人の方々が毎年受講しています。基礎から応用まで身体所見の濃密な講義を聞くことができ、新しい発見と理解を深めることができます。

若手から指導医まで、循環器内科医だけでなく診療科も職種も超えて、臨床に役立つ(患者さんの転帰を変える)ヒント満載です。身体所見について勉強したい先生方にぜひ参加していただければと思います。皆さま、ぜひ奮ってご参加ください!

【第23回循環器Physical examination講習会】
・開催日:2026年3月14日(土)-15日(日)
・受付開始予定日:2026年2月中旬頃
・形式:ハイブリッド開催(Zoom配信+ホテルキャッスルプラザ)