病院職員の健康診断

2月は暦の上ではすでに春なのに、まだまだ寒い日が続きますね。
みなさん風邪などひいていませんか?
風邪をひけば病院に行く方も多いと思いますが、みなさんは定期的に健康診断を受けていますか?

病院に勤務していると、一般企業に勤務しているより、病気や健康について考える機会は多いと思います。
それでもやはり、とかく自分の事となると、結構ほったらかしにしている人も多いのではないでしょうか?
事業主は、常時使用する労働者には、雇い入れ時と、雇用後は1年に1回、健康診断を行うことが義務づけられています。
また、当直勤務やエックス線等放射線にさらされる業務など特定業務に従事している者については、さらに半年に1回、健康診断を行わなければいけません。
みどり病院でも、上記労働安全衛生法に基づき、職員の健康管理という事で、年2回の健康診断を毎年2月と8月に実施しています。
1回目は全職員を対象とし、2回目は夜勤従事者や、40歳以上の職員を対象としています。
まさしく現在、2月1日(月)から2月19日(金)まで、全職員を対象とした健康診断を行っています。
職員自身もそこで自分の健康状態を知る機会となります。
一般的な検査項目は

① 既往歴及び業務歴の調査
② 自覚症状及び他覚症状の有無の検査
③ 身長、体重、腹囲、視力及び聴力の検査
④ 胸部エックス線検査及び喀痰検査
⑤ 血圧の測定
⑥ 貧血検査
⑦ 肝機能検査(GOT、GPT及びγ-GTPの検査)
⑧ 血中脂質検査(LDL コレステロール、HDLコレステロール等)
⑨ 血糖検査
⑩ 尿検査
⑪ 心電図検査

となります。
年齢によっても変動はありますが、上記の項目にのっとって行っていきます。
その健康診断をスムーズに受けてもらう為の下準備から結果が本人に渡るまで、総務課が大きく関わっています。

まず、関係部署と話し合って日程調整をするところから始まり、健康診断開始前には案内を作成して職員に周知します。
そして、名簿や個人票を作成して配布し、その個人票は健康診断を終えた職員から順に検査科へと提出されますが、全ての検査結果が揃うと、また総務課へ戻ってきます。
その本人返却用の結果をひとまとめにして返却できるように準備したり、総務課保管用の健康診断結果をファイリングしたりと、健康診断実施においても、総務課は部署間とみなさんの健康に関する架け橋となっているのです。

経理関係の仕事が中心と思われる中で、健康管理も総務の一環として行っています。
2015年12月からはストレスチェック制度も加わり、身体面だけでなくメンタル面管理も行う形となります。
何をするにしても身体が資本です。
職員全員の健康管理も含め、総務課では働きやすい環境を提供できるような架け橋となり、まだまだこれからも邁進していきますのでよろしくお願いします。
1月はお正月で食べ過ぎた方や飲み過ぎた方もおられるのでは?
この記事を読んで頂いたのを機に、自身の健康について考えてみてはいかがでしょうか?
みどり病院の職員の健康診断受診率は毎回100%です。
定期的に健康診断を受けることにより、自分の身体のことを知ることができ、病気の予防や早期発見に繋がります。
自分自身の健康状態を把握する→悪いところがあれば改善する→健康になる→働きやすくなる→患者さまに安心して頂ける医療を提供できる・・・
という好循環に繋がると思います。

忙しくて健康診断を受ける時間がないと言われる方もいるかと思いますが、健康が一番なので、必ず健康診断を受けましょう。
何の症状もないのに健康診断なんか受ける気がしないし、病気が見つかったら怖いと思うかもしれませんが、治る段階の病気は自覚症状がない場合が多いです。
もし、病気が見つかっても早期に発見できれば治せる可能性が高いです。
私たち総務課にも、注射の針が怖くて採血が嫌いな人がいますが、頑張って健康診断を受けているので、みなさんも一緒に受けましょう!

みどり病院の外来の看護師さんは業務で忙しいさなか、大変な様子も見せずに職員の健康診断の対応をしてくれます。
検査科、放射線科の技師さんも、業務の合間を縫って検査をしてくれます。
職員全員の健康を職員みんなで支え合っている感じがします。
その一端を総務課が担っていると考えると、健康診断に関する業務も大変意義深いものがあると思います。
自分の身体のことをちゃんと知って、気持ちよく生活しましょう♪