高温多湿だからこそ楽しめる、私のおすすめ夏の風物詩

総務課

先月から梅雨後半戦と夏本番の暑さで、日本列島が高温多湿に悩まされる時期となりましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか? 私個人としては梅雨の湿気と夏の暑さがとても苦手で、さらに極度の汗かきなのでこの時期になると憂鬱になりがちです。屋内でのんびり過ごすことも一つの楽しみ方ではありますが、今回は梅雨から夏本番の季節でしか味わえないアウトドアでの楽しみ方を紹介できればと思います。

私の個人的な好みとなりますが、紫陽花、蛍、沢下りおすすめスポットをリストアップしました。紫陽花のいきいきとした美しさ、蛍の夜に飛ぶ淡い光の儚さ、そして清流の美しさと水の冷たさを肌で感じるキャニオニングで涼しさを五感で楽しんでもらえたら嬉しいです。
じわじわした暑さが特に苦手な方は是非参考にしていただければと思います。

~高温多湿だからこそ楽しめる、私のおすすめ夏の風物詩~

①紫陽花・花菖蒲など梅雨の時期に咲く花の観賞

梅雨の時期に咲く花と言えば、紫陽花・花菖蒲といった花が有名です。梅雨の時期にしか  味わえない花の観賞をすることで、雨の中でいきいきと咲く花の美しさを感じるのも梅雨の醍醐味だと思います。関西で紫陽花の名所と言えば、京都の三室戸寺・奈良の長谷寺が有名ですが、他にも紫陽花の名所は数多くありますのでご紹介させてください。一部ではありますが下記に紫陽花・花菖蒲の名所をあげますので、ご興味のある方は足を向けてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、紫陽花は神戸市民の花だそうです。

=関西の紫陽花スポット=
● 【京都】舞鶴自然文化園

公式HP:https://www.city.maizuru.kyoto.jp/kurashi/0000008943.html
約2ヘクタールの敷地に、約10万本・100種類のあじさいがあり、特定の場所からは、海とあじさいを一緒に楽しむことができます。

● 【大阪】久安寺

公式HP:https://kyuanji.jp/
特に有名なのが「あじさいうかべ」。池に浮かべたあじさいが幻想的で美しく、実にフォト ジェニックです。また、2023年は、期間限定の「あじさい切り絵ご朱印」の授与も行われました。

● 【兵庫】神戸市立森林公園

公式HP:https://www.kobe-park.or.jp/shinrin/
ここには約5万本のアジサイの低木が植えられています。種類も多彩で、5月中旬~8月  までと長期にわたって楽しめるのもポイントです。

● 【奈良】矢田寺

公式HP:http://www.yatadera.or.jp/
日本におけるお地蔵さま発祥の地と言われるスポット。かわいらしいお地蔵様とあじさいが並ぶ、美しい景観が楽しめます。この寺院には約1万本・60種類のあじさいがあります。 あじさいは、5月中旬に咲き始めるツルアジサイから、9月ごろに咲く中国のあじさいまであり、長い期間楽しめるのも特徴です。

● 【滋賀】全長寺

公式HP:https://e-kohoku.jp/zenchoji/
全長寺は、「あじさいとだるまの寺」として知られています。6月になると、門前のあじさい道には、美しいあじさいが咲き誇ります。また、近くにある余呉湖(よごこ)では、6月下旬にかけて約1万株の紫陽花(あじさい)が約600メートルにかけて咲き誇ります。白や青、ピンクに紫といった色のあじさいが湖畔に咲き誇る様子は、実に見事です。

<神戸市立森林植物園>

<久安寺>

<矢田寺>

引用サイト

②蛍の観賞

蛍の見頃は種類によって多少異なりますが、5月下旬~6月中旬の梅雨入り前から梅雨の時期真っ最中の蒸し暑い時期とされています。蛍の好きな環境が20℃以上の蒸し暑く湿気の多い環境な為、梅雨入り前の湿気が多くムシムシとした暑さが蛍たちにとっては良い環境なのです。

特に夜の19:00~21:00が蛍を観賞するのにおすすめです。寿命が短いがゆえに発光しながら懸命に飛び交う蛍を観賞するのも、梅雨の時期でしか味わえない一つの風物詩かと思います。関西での蛍鑑賞スポットを一部ご紹介させていただきます。ぜひ参考にしてみて下さい。

=関西の蛍スポット=
●【大阪府】明治の森箕面国定公園

蛍の種類:ゲンジボタル
梅田から車で30分ほどの場所にある箕面は子育ての街として人気のエリア。お出かけスポットである箕面の滝をはじめハイキングや紅葉スポットとしても人気です。

●【京都府】宇治市植物公園

蛍の種類:ゲンジボタル
お抹茶や紫式部で有名な京都府宇治市にある植物公園内でも蛍を観察することが可能です。園内を歩いて散策するイベントに加え、蛍の時期には「蛍ナイター」として夜の時間に蛍を観察するツアーも開催しています。

●【奈良県】東大寺

蛍の種類:ゲンジボタル
奈良の大仏で有名な東大寺でも蛍を観察することができるって知っていましたか。
国宝に指定されている大仏様をはじめ、南大門や金剛力士像など見どころ満載の東大寺ですが、初夏には境内北東にある大湯屋周辺の小川で蛍を見ることができます。ここの蛍は奈良の大仏様に因んで地元の人からは「大仏蛍」として親しまれています。

●【滋賀県】天野川

蛍の種類:ヘイケボタル、ゲンジボタル
米原市長岡にある天野川付近では、毎年蛍が確認されています。最寄駅となる「近江長岡駅」から歩いて天野川沿いを散策することができるので、車をお持ちでない方も安心してアクセスすることが可能です。

●【兵庫県】城崎温泉 木屋町通り

蛍の種類:ヘイケボタル、ゲンジボタル
兵庫県北部に位置する関西屈指の温泉街である「城崎温泉」でも初夏の季節に蛍を観察することが可能です。蛍が見えるスポットはメインの通りから一本入った大谿川沿い木屋町通り。毎年約100匹の蛍が確認されています。

●【和歌山県】きしべの里公園 ほたるの館

蛍の種類:ヘイケボタル、ゲンジボタル
「きしべの里公園」では、自然豊かな貴志川の流れを前にさまざまな自然を満喫できる憩いの場所として地域の人に親しまれています。また6月には奥まった竹やぶの中にあるホタル飼育池で幻想的に光を放つ蛍を観賞できると和歌山市からも多くの人が足を運ぶ人気のスポットとなっています。

<滋賀 天野川>

<城崎温泉 木屋町通り>

③清流での沢下り・沢登り(キャニオニング)

蒸し暑さを払うには大自然の中で楽しめる清流での沢下り、沢登りといったキャニオニングがおすすめです。私は何年か前に初めて奈良県の吉野川で友人とキャニオニングを体験しました。吉野川も清流で有名な川で、実際みると川底がみえるほど水の透明度が高く感動しました。ただ沢下りなので上のスタート地点まで登らないといけないため、レンタルしたウェットスーツを着てから15~20分ほど歩きましたが、結構体力が必要な遊びだと痛感した思い出があります。ですが、実際沢下りを始めると、川の水の透明感や川に入った時、そして川を滑り落ちる爽快感が最高で、蒸し暑さを一瞬で忘れたほどです。
ぜひ、皆さんも一度キャニオニングを体験して梅雨の蒸し暑さを吹き飛ばしてはいかがでしょうか?

=関西のキャニオニングスポット=
・【奈良県】

吉野川
奈良県吉野町は秘境の自然を満喫できるスポット。美しい清流でマイナスイオンをたっぷりと浴びながらのキャニオリングはリフレッシュ効果抜群です!

・【滋賀県】

明王(みょうおう)谷
連続して現れる7〜8個もの滝をそれぞれ登ったり滑り降りたりしながら、スリル満点な  冒険を楽しめます。また、切り立った渓谷が美しく、景観を眺めながらリフレッシュできること間違いなし!

八淵(やぶち)の滝
滝浴びや飛び込みなどの水遊びだけでなく、ハッと息をのむような美しい自然の風景や、のびのびと泳げる穏やかなポイントなど、豊かな自然に癒やされる内容も盛りだくさん。

・【兵庫県】

丹波日ヶ奥(ひがおく)渓谷
多紀連山県立公園自然公園妙高山系の一角で、巨岩・奇岩の間を清流が縫うように走る渓谷にあります。それぞれの季節を楽しませてくれる景観があり、森林浴やマイナスイオンを体感できる癒しのスポットとしても人気があります。

蓬山(ほうざん)峡
兵庫県の有馬温泉にほど近い蓬山峡は、六甲山を代表する渓谷です。都会からほど近い距離にありながら、自然の渓谷美を見ることができます。

<明王谷>

<蓬山峡>

<八淵の滝>

引用サイト

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