みどり病院の多彩な医療ユニフォームをご紹介します〜職種もユニフォームも色とりどり!〜

総務課

病院で働き始めると、まず必要になるのが「制服(ユニフォーム)」です。総務課では新しい仲間をお迎えするたびに採寸を行い、その方にぴったりの制服を準備しています。
今日は、そんなユニフォームや白衣にまつわるお話をお届けします。

■ 部署ごと職種ごとに異なるユニフォーム

みどり病院では、部署や職種ごとにユニフォームのデザインや色が異なります。数年に一度、各部署の職員が希望を出し合い、その中から選ばれたものが採用されます。

事務職員は事務服を着用していますが、その他の多くの部署では「スクラブ」と呼ばれるユニフォームが主流です。スクラブとは、Vネック・半袖の上下セパレート型のユニフォームで、英語の scrub(ごしごし洗う) が語源とされています。耐久性が高く動きやすいことに加え、カラーバリエーションが豊富なのも特徴です。

院内を歩くと、白を基調としたものから淡い色、鮮やかな色までさまざまなスクラブが並び、職員に会うだけで職種が分かる“色とりどりの職場”になっています。色の多様さは視覚的な楽しさだけでなく、職場に活気を与えてくれます。また、同じ色を着ることで自然と仲間意識や連帯感が生まれるという効果もあります。

一方で、医師がよく着用している白衣は白色が基本です。
では、なぜ白衣は白いのでしょうか。

■ なぜ白衣は白い? 色が持つ力

白衣が白くなったのは、19世紀後半と言われています。西洋ではそれまで血や汚れが目立たない黒や濃い色の服を着ていました。患者様を診察する場はフォーマルな場であるという考え方から、黒色を着用していたそうです。

転換期は19世紀後半。消毒法が確立されるなど、『清潔であることが医療の基本である』との概念が広まり、その結果、汚れが最も目立つ“白”が選ばれています。汚れや血液の付着にすぐ気づくことができ、迅速な対応によって感染リスクを減らすなど、衛生状態の維持に役立ちます。

日本で白衣が広く用いられるようになったのは明治時代にさかのぼるとされています。大正初期には医療現場で一般的な装いとなり、戦後には全国へと一気に普及し、現在の白衣文化が形づくられました。

~安心感・信頼感・緊張~
白は「清潔」「純粋」「信頼」といったイメージを与える色です。医療現場で医師や看護師が白衣を着用することは、医療の専門家であることを示し、患者様に「適切な治療が受けられる」という期待感や安心感や信頼感を届ける上で大きな役割を果たしています。

反対に白衣を見ると緊張される方もいらっしゃるのではないでしょうか。医療従事者にとっては日常の光景でも、患者様にとって白衣は普段あまり目にしないため、非日常に感じられるかもしれません。
白衣を見ると血圧が上がってしまう「ホワイトコート症候群」が知られていて、その影響からカラフルなスクラブを採用する医療機関も増えてきています。

■ 医療現場で使われる色の意味と背景

色がもつイメージから、医療現場でよく使われる色の意味をまとめてみました。

1. 青色

【カラーイメージ】冷静さ・落ち着き
【背景】 手術時には白ではなく青や緑の衣服に着替えます。
長時間赤い血液や臓器を見続けた後に白を見ると、補色である青緑の残像が残りやすいためです。
青や緑は残像が出にくく、目の疲れを軽減します。
【心理効果】 患者様に安心感を与え、医療従事者の集中力を保ちます。

2. 緑色

【カラーイメージ】癒し・安心感
【背景】青と同様に手術室で多く使われます。
視覚的にリラックス効果があり、長時間の作業でも集中力を維持できます。
【心理効果】患者様に穏やかな印象を与えます。

3. ピンク・パステルカラー

【カラーイメージ】優しさ・親しみやすさ
【背景】患者様の緊張を和らげる目的で採用されることが多い色です。
【心理効果】柔らかい印象を与え、コミュニケーションを円滑にします。

患者様にとっては「この色の人は安心できる」「あの色の人は検査を担当している」といった目印にもなり、安心感や信頼につながるきっかけにもなっているのだと思います。

■ 医療ユニフォームはどんどん進化している

ユニフォーム選定のために各社のカタログを取り寄せてみると、デザイン性の高いものや機能性に優れたものが年々増えていることに驚かされます。最新のウェアには、次のような機能が搭載されています。

  • ストレッチ素材で動きやすい
  • しわになりにくいイージーケア性
  • ポケットが多く小物を整理しやすい
  • 吸汗速乾で蒸れにくい
  • 着脱しやすいファスナー位置
  • 制菌・抗菌加工で衛生的
  • 制電糸入りで静電気やホコリの発生を抑制
  • 撥水加工で体液・薬剤にも対応
  • 軽量生地で肩こりしにくい

手術や処置など体を動かす場面でもストレスが少なく、医療現場が多様化する中で、ユニフォームも“体を守る装備”として進化し続けている事がわかりました。

■ おわりに

ユニフォームには、医療現場で働く人々を支え、患者様に安心を届けるためのさまざまな役割があります。着心地が良く、自分の好きなスクラブで働くことは、日々のモチベーションにもつながります。

総務課としても、ユニフォーム環境づくりを大切な取り組みのひとつとして続けていきたいと考えています。
ただの仕事着ではなく、医療人としての覚悟や誠意、誇りを示し、チームの一体感を生み出すユニフォーム。これからも、皆さんが安心して働けるよう、チームみどり病院の一員としてサポートを続けてまいります。