患者さんを思う気持ち

以前、あるテレビ番組をみました。それは空港内で働く職員さん『グランドスタッフ』のお話です。
初めて聞く名前だったので、ここで疑問がでました。グランドスタッフとキャビンアテンダント、この違いは何?同じ仕事では?と思いました。

調べてみると、グランドスタッフとは…空港内でのお仕事(チェックイン・出発案内等)。
キャビンアテンダントとは…飛行機内でのお仕事。
という事だそうです。私は同じような仕事だろうなと思っていたので、このような違いがある事に驚きました。

その番組に出演していたグランドスタッフの方は、若いながらいろんな資格を持ち、ほとんどの現場での責任者でもありました。毎日広い空港内を歩いて回り、困っているお客様はいないか、放置されている物はないか…と見回っています。
見回りの最中に困っている様子の職員とお客様がいました。声をかけると、何か失くし物を探されているとのことでした。

空港内なのか、機内なのか、どこを探してもなく、もう一度詳しく話しを聞き、探しても見当たらない…
お客様はあきらめて帰ろうとしていました。しかし、そのグランドスタッフの方はあきらめず、粘り強く探して、機内や色んな部署に聞きまわり、失くし物を見つけることができました!お客様は喜び、感謝の言葉を言って空港を後にしました。

インタビューでそのグランドスタッフの方は、「お客様には、嫌な思いなく笑顔で空港を出てほしい」と言っていました。お客様を思っての言葉だと思います。
これを聞いて、働く場所や職業が違っていても、人を思う気持ちはどこでも同じだなぁ、と思いました。

病院でも患者さんに何かを尋ねられたりします。待ち時間等に対してクレームを言う方もいらっしゃいます。そういう方に対しても丁寧に答え、納得していただきたい。待合室でも困っている方やしんどそうな方がいれば声をかけ自分のできる限りの対応をしたいと思います。
患者さんとのちょっとした会話でも覚えていて、次回お話する時にその話をしたら嬉しいものだと思います。もし自分がその患者さんだったら「覚えてくれていた!」「ありがとう!」と嬉しくなります。

患者さんのどんな小さな声にも耳を傾け、良い印象で病院を出て、次回またきて頂きたい、と思います。