この間、録画していたバラエティー番組を観ていたら、友達の職場に芸人さんがロケをしに行っていました。
友達もテレビに映ったりして~と思って期待して観ていると、ほんの一瞬遠くにですが友達に似た人が映ったので、急いで巻き戻しと一時停止を繰り返して確認すると、間違いなく友達だったのでテンションが上がってしまいました。
友達の様子を見てみると、歩いている芸人さんを横目でガン見していて、なんなら睨んでいるようにも見えました。すかさず友達に「芸人さん職場にロケしに来た?」と連絡すると「来たで!私テレビ映ってたん!?」と自分が映っていたのも気付いていない様子でした。「めっちゃ遠目で一瞬やったけど芸人さんの事横目で睨んでたで!」と返事をしたら「えぇー!見つめてるつもりやったのに!」と言っていました。
その時は二人で笑って終わったのですが、後々考えてみると、こうやって自分がしている事や言った事が違うように伝わってしまうことが、きっといっぱいあるんだろうなぁと思いました。
私も昔から相手の話を聞いている時に「へぇ~」や「ふ~ん」と返事をして、その相手から「興味なさそうやな(笑)!」とツッコまれたことが何度かあります。
自分の中では相槌を打ちながら普通に聞いているつもりなのですが、そうは伝わらなかったようです。本当に興味がない時もありますが(笑)、自分なりに真面目に話を聞いている時にそう言われると、相槌や受け取り方って難しいなぁと焦ってしまいます。
もしかしたら病院で働いている時にも、私のしていることや言っていることが患者さんに違うように伝わってしまう事もあるのかもしれない。またその逆で、患者さんが伝えようとしていることがこちらにうまく伝わらず、患者さんに迷惑をかけていることもあるのだろうなぁとも考えました。
自分が思っていることを相手に伝えるという事は単純そうに思えて実はとても難しくて、また受け取り側も相手の伝えたいことを全て理解するのは難しいことだと思います。その上で私が一番大切だと感じるのは、相手への思いやりと姿勢なのかなと思いました。
不安を抱えた患者さんは多いと思うので、受付や会計の短い時間の中で生まれる会話でも、相手に寄り添う気持ちで少しでも患者さんの不安を小さく出来たらいいなと改めて思いました。