優しさの循環

医事課

私事ですが現在妊婦です。
妊婦になってから気をつけることが増えて、周りの方の気配り、優しさに触れる機会が多くなりました。産婦人科に行くと、多くの妊婦さんがいらっしゃって、待ち時間は長めですがひとりひとりにあった丁寧な対応をしてくれる印象があります。

ある日、受診の一週間前に気分が悪くなり産婦人科クリニックに電話をしたことがありました。その日はアドバイスを聞き、症状が楽になったため受診はしませんでしたが、その後診察にいくと待合で、「今日は大丈夫ですか?」「中で横になれますよ?」と声をかけてくださいました。
以前、電話で「気分が悪い」と相談したことがクリニックで共有され、来院時に声を掛けてもらったことが、びっくりしましたし、とても嬉しかったです。

また、電話の印象も受け答えが丁寧で話しやすく、私も患者さんからの電話を取ることが多いですが、電話対応が「作業」にならないように、電話の先の相手を思い、人として丁寧な会話を見習いたいと思いました。

また職場では、空調温度を気にして「寒くないですか?」や、重い荷物を持つ時、かがむ姿勢の仕事の時に「私が運ぶから置いといてくださいね!」などと声をかけてもらいます。電車に乗った時は、「ごめんね、気づかなくて、座ってね!」と声をかけて頂くこともあり、さりげない心づかい、人の優しさに触れる機会が多かったです。

妊娠は病気とは違いますが、初めての経験で体調も優れない日が続き不安もある中で、それをひとりで抱え込んでしまい、しんどい時に周りの人になかなか言えず、このぐらい大丈夫かなと我慢してしまうこともありました。
そんな時、「大丈夫?」「何でもいってね!」と声をかけてもらうだけで気持ちが少し楽になることもありました。

視野を広げ、周りを見て行動していくことをこれからも目標とし、待合でしんどそう、困っていそうな患者さんがいたら自分から優しく声をかけ、少しでもその人が安心して過ごしてもらえるよう心がけていきたいです。

何かつらいこと、不安なことがあったら、お気軽に受付スタッフまでお声かけください。