心にゆとりを

医事課

外来ホールのトイレ近くの小さなスペース(建築用語では“ニッチ”と言うそうです)にいつも花が飾られているのをご覧になったことがありますか?
医事課のOさんが、毎回自分のお財布からお花を購入して飾ってくれています。
申し訳なく、一度声を掛けたのですが「そんなに高くない物だし、自分が飾りたくてやっているから大丈夫!」との返事でした。
女性らしい心遣いに感謝です。

梅雨時には紫陽花が飾られていました。紫陽花もいろんな色、種類があって私の目を楽しませてくれました。Oさんは色々なお花で、みどり病院の一角を彩ってくれるので、私たちもそんな季節の花を眺めて心癒されています。

Oさんが飾ってくれる花の他に、患者さんから頂いた手作りの造花や病院の駐輪場に咲いているバラの花も時々登場します。
病院の駐輪場の花壇に咲いているバラは、透析室の看護師さんがお世話して育てています。見た目、そんなに肥えた土ではなさそうですが、大きな色鮮やかな花をつけます。育てる人の気持ちが伝わっているのか、秘密の肥料があるのか・・・謎です。

Oさんが院内に飾ってくれるお花は私の心にゆとりを与えてくれたような気がします。その影響を受け、私も自宅にお花を飾りたいと思うようになりました。花を飾るにはまず部屋をきれいにしなくては!と意気込んで、リビングの大掃除・模様替えまでしてとてもスッキリしました。(Oさんのおかげです。ありがとう)

先日、久しぶりに帰省した息子が、見違えるようにきれいになったリビングと、一輪挿しの花を見て、「いいな~!僕も自分の部屋に花を飾ってみよう」と言ったのを聞いて、ほっこりしました。息子にも、花を通じて優しいゆとりの心が伝わったようで嬉しかったです。
お花を飾る。ささやかな事ですが、心にゆとりがないと出来ない事ですし、飾ることによって、ゆとりが生まれると思います。

医事課の仕事も、心にゆとりを持って取り組みたいと思っています。
たとえ忙しかったとしても、患者さんに「みんな忙しそうやから声掛けにくいな」と感じさせないように、ゆとりのある言動、振る舞いで仕事をこなせるようになりたいものです。

患者さんの声に耳を傾け、小さな事に気付くゆとりを持って、忙しさに振り回されることのないように!と心がけています。
これからもどうぞよろしくお願いします。