ノロウイルス感染とインフルエンザシーズン到来

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ノロウイルスは人から人への感染でも問題ですが、これによる食中毒も毎年12~2月をピークに発生しており、冬は特に注意が必要です。
ノロウイルスは感染後24~48時間の潜伏期間後に嘔吐、下痢、腹痛などの症状が現れます。
食中毒の原因として、ノロウイルスに汚染された二枚貝などを生や加熱不十分の状態で食べて感染する場合や、感染者の便や吐物及びそれらを処理した人のウイルスの付着した手などを介しての二次感染があります。
みどりの丘のような高齢者施設の免疫力が低下している高齢者は非常に感染する可能性が高く、発生すると蔓延する可能性があります。
感染予防の基本は手洗いです。
石けんを使用し、しっかり泡立ててのもみ洗いと、15秒間の流水でのすすぎを2回繰り返すのが効果的です。

また、インフルエンザはインフルエンザウイルスによって引き起こされる急性感染症で、季節性インフルエンザは冬場に毎年のように流行します。
今年の流行は例年より1ヶ月以上も早い流行のようで、
神戸市の感染症発生動向調査週報
http://www.city.kobe.lg.jp/life/health/infection/trend/shuuhou.html
でも、例年以上に早い報告がされています。

昨年は、施設内でも大流行しましたので、今年は、12月から職員は毎日、出勤前に自宅で検温を行い出勤するように徹底し、出勤後に部署管理にて検温表に記入することにしました。
少しでも職員の意識のなかで、持ち込まないという意識付けが出来ればと思っております。

予防においては、有症状患者のマスク着用が有用であり、飛沫感染防止に特に効果的であるが、形状や機能性などによっては安全に防げない場合もあり、マスクのみでは感染を防ぐことが出来ないため、手洗いなどの対策も必要です。

感染してウイルスが体内に入ってから、2~3日後に発症することが多いが、潜伏期間が10日間に及ぶこともあるそうです。
当施設においても、一般的な予防方法である、インフルエンザワクチンの接種を利用者様と職員に行い、これからの流行を向かえるにあたっての標準予防策(手洗い・うがい)の徹底と定期的な療養室の換気を心がけていきます。