今から21年前の1995年(平成7年)1月17日(火曜日)5時46分、阪神・淡路大地震が発生しました。
若い職員は記憶にないかもしれません。
みどり保育園では、お母さんの夜勤勤務に伴って、お泊り保育の日でした。
当時の保育園は、みどり病院の西隣のマンションの1階部分で運営をしていました。
当時、夜勤勤務に従事していた保育士に、地震時の話を聞くと、大きな揺れで、まず逃げるルート(玄関を開ける)を確保したということです。
子供たちが寝ている部屋は、とりあえず倒れてくるような家具は配置していませんでした。
たまたまのことで、3人のお子さんは怪我もなく大丈夫でした。
揺れがおさまって、3人のお子さんを毛布にくるんで抱き上げ、まず外へ避難したそうです。
外は小雪まじりの寒い日、気が付けば保育士は裸足で飛び出していたそうです。
それほど慌てていたことが伺われます。
その後、私が保育園に到着した時には、何事もなかったように、3人の子供さんは朝食を食べていました。
その日からの保育園は、炊き出しをする部署と化しました。
その後、阪神・淡路大震災を忘れない為に、みどり保育園では、毎月17日を「避難訓練の日」と設定しました。
また、2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災は記憶に新しいと思います。
地震・津波が起こった時間帯は、保育園ではお昼寝から起きてくる時間帯でした。
当日、私は保育園のテレビで津波の映像を見ました。
これがもし神戸市で起こっていたらと思うと、ゾっとしたのを思い出します。
この時には、現在の場所に保育園は移転していました。
当時は、薄着でお昼寝していたので、もしこの季節にこの時間帯に避難をしなければならない状況になった時に、薄着で午睡していて良いものなのか?津波など想像していなかったので、どこに子供たちを連れて避難をしたら良いのかと話し合ったものです。
ただ、時間が過ぎると怖い思いも薄れてきます。
今年は神戸市が実施する「シェイクアウト訓練」に、みどり保育園も参加しました。
神戸市が、平成28年1月14日(木)10時に緊急速報メール(エリアメール)を配信。
職員の携帯電話も鳴動しました。本格的な訓練に子供たちも戸惑いながら、毎月の訓練の成果か、「あ!地震や」の声掛けに、子供たちはテーブルや机の下に逃げ込んでいました。
今年の「シェイクアウト訓練」には300,169人(1,621団体)が参加。
その内訳は
学校関係 212,301人(668団体)
企業 23,626人(278団体)
地域団体 28,686人(64団体)
個人・家庭 727人(466団体)
その他 34,829人(145団体)
だったそうです。
実際には起こって欲しくない大地震ですが、いざ発生した時には、無事に保護者に子供さんをお返し出来る様に、これからも毎月の訓練に努めていきたいと思います。