0歳児の食事の大切さ~いっぱい食べて、おおきくなーれ~

新年度が始まってから、
あっという間に3ヶ月が経ちました。

0歳児クラスは、4月から少しずつ入園し、
現在3名が在籍し、日々楽しく過ごしています。

初めて自宅での生活から園での生活に変わり、
戸惑いもありましたが、
少しずつ園や保育士にも慣れてきました。

その中で、食事面は生活に欠かせないもので、
家庭での食事状況を管理栄養士が把握する為、

自宅で食べている離乳食を
入園から3日間持参してもらいます。

また、初めての食材は
アレルギーの有無を確認してから提供していますので、

園で使用する食材の一覧票「食品摂取状況調査票」に
自宅で食べたものを記入し、

給食に使用できる食材を増やしながら、
栄養士と相談して食事形態を進めています。

月齢や個々によって食事の様子が違うので、
硬さや味も個々で変えています。

保育士が分かりやすいように、
名前を記入した個別のトレーを使用し提供しています。

また食事の上で、食べやすいからといって
いつまでも柔らかいものを食べていると
咀嚼力が上がりません。

咀嚼力を上げないと、
あごが小さいままになり、
歯の生え変わりで歯並びが悪くなり、
将来的に、健康にも影響してきます。

現在食べられる食材の形、大きさ、
柔らかさ、味付けを調整し
咀嚼力を上げられるような調理を行っています。

食事の時間は一番楽しい時間の一つです。
ゆったりと楽しい雰囲気作りを心掛け、
一人ひとりのペースに合わせ、
笑顔でわかりやすい言葉掛けを心掛けています。

「モグモグ」
「パクパク」
と動作を言葉にしたり、
「おいしいね」
と気持ちを共感したり、
「上手だね」
「頑張ったね」
と褒めたりすることで食べる意欲を高めます。

食べないおかずの時は、
無理に食べさせようとはせず、
気持ちを落ち着かせたり、
他の食材で気分を替えたりしています。

自分で食べたいという気持ちを大切にし、
手掴み食べをする機会を設けることで、
食事への関心が高まるようにしています。

おかげで最近では
手掴み食べをする姿も
見せてくれるようになりました。

ご飯を手掴みした時に
手に付いたご飯粒を不思議そうに見たり、
パクッと食べてみたりと
興味を示しています。

今では、部屋に給食が運ばれてくると
「ん♪」
と嬉しそうな表情を見せてくれたり、
自ら側に行って見ようとしたりと、
興味を示してくれることも増えてきました。

これからも、いっぱい食べて、大きくなって
元気に過ごそうね。