心に残ったお話 ~エピソード2~


人生の中には、『まさか』があると言われますが、私もつい最近その『まさか』を経験しました。 

ある日の夕方、仕事中に強い胃痛が有り胃腸薬で胃痛は治まり、今度は下腹が痛みだしました。
今までにない痛みだったので、救急で病院に行くと「盲腸です。先の方が破れているので、手術になります。」と言われ、手術も入院も経験したことのない私は、とても怖くなり「え・・・。 手術以外にないですか」と聞き返すと、「そんな段階ではありません。恐らくお腹に液も漏れているので、急いだ方がよいです。よろしいですね?」と言われ、「はい・・・」と返事をしました。

急な展開に、気持ちはついていけないまま、2時間後の手術までに家族や職場などに連絡をして手術に臨みました。
全身麻酔だったので、ドラマでよく見るように気が付くと手術は終わり、家族の待つ病室へ運ばれていました。

沢山の管に繋がれて、その日は夜通し何度も看護師さんが検温や様子を聞きに来られました。
絶飲食で喉がからからで、あんまり辛かったので、看護師さんに伝えると、「うがいはできますよ」と、口に水を含ませて下さり寝たままうがいをさせてもらい、ほんとに助かりました。
翌日からも、体を拭いてもらったり、頭を洗ってもらったり、着替えやその他にもこんなことまでと思うほど沢山お世話になりました。
自分で思うように動けなくなると、いつも当たり前に出来る事がこんなに大変なんだな、と実感しました。

痛みがひどい時や、検査結果が良くなく退院が決まらない時などは苛立ったり、しんどくなったりもしましたが、看護師さんの優しい声かけや素早い対応などに何度も助けられ、励まされました。
看護師さんや助手さんの仕事を、いつも近くで見ていて知ってるつもりでいましたが、自分が患者になってみると、改めてすごいお仕事だなと思いました。

退院後、職場の皆さんに優しく気遣って頂き、無事に職場復帰も出来ました。
ほんとに突然の『まさか』でしたが、大変な時に家族や友人をはじめ本当にたくさんの人に助けられていることを改めて感じました。
また、身近な存在でも分かっているようでまだまだ知らない事や、自分の知らなかった一面にも気づかされた、私にとって『まさか』な出来事でした。

12月23日の出来事でした。
手術を余儀なくされ、ケーキもおせちも、お雑煮もあきらめました。
クリスマスもお正月もベッドの上で過ごした、クラークさんのお話でした。
今では無事、職場復帰し元気に働いています。(食欲も、もりもり戻りました。)

治療・看護に携わってくれた主治医の先生、看護師さん、コメディカルの皆さん、他多くのスタッフの皆様、ありがとうございました。