初めまして。
私はアラフォーも過ぎた看護師です。
皆さんにとっても名言ではないけれど、「記憶に残っている言葉」があるのではないでしょうか。
ある意味では呪文とも云えますが、私の祖母は歩く時にバランスをとるため、荷物を振り分け姿(ご存知ですか?)で登場し、口からは、見た目もしゃべりと合っていない台詞「ごきげんよう。」が飛び出し、友達にも恥ずかしく、道端で出会いたくなかったのですが、今思い出すとお茶目な気がして忘れられません。
小学生の頃のお話です。
中学生になるとソフトボール部に所属しました。
監督に「人の話を聞くときは相手の目を見ろ。」と叩きこまれました。
そのお陰で目つきが悪かったのか、態度が悪かったのか分かりませんが、相手にしてくれる人が(仲良くするか、しないかは別)色々いて、当時流行のヤンキーに立派に?育ちました。
ですが、この教えは間違いではなく、顔を上げて相手の話を聞く真剣さが、気功のように伝わる方法だと今は思えます。
幼少期には「人にしたことは自分に返ってくる。相手の身になれ。無駄な殺生はあかん。」でした。
輪廻転生で生まれ変わると言われていますが、人間になるか、虫になるか、草になるか分かりません。(考えると恐ろしくなります。)
蚊にも血を吸わせ、ブンブンの蝿に食事を奪われたこともありました。
溺れた蜂を手ですくって刺されたこともありました。(これには痛くて懲りたので手掴みはやめました。)
でも本当に人間は生まれ変わるのではないかと思ったのは、弟が逝ったときのことです。
弟の四十九日が過ぎ仏様になった時、信号待ちをしていた私の周りを一匹のブイブイ(カナブン)が飛んでいたのですが、ドジなのかひっくり返って亀のように起き上がれないのです。
自転車を止めてキーホルダーを差し出すと、よじ登ってきて飛んで行きました。
そして納骨の日、お寺でまたもやブイブイとの出会いがあったのです。
あのブイブイは弟かなぁ。
これは偶然でしょうか。
何故なら一連の式典が終わるまで、ブイブイはずっと一緒にいたのですから。
不思議な事もあるものです。
余談ですが、不思議といえば先日、とても面白い本を見つけました。
妖怪の本なのですが、興味のある方は一読してみてください。
もしかするとあなたの周りにも人間に姿を変えた妖怪がいるかもしれませんね。
少し脱線しましたが、言葉には大きな力があります。
人の価値観や考え方、もしかしたら人生をも変えてしまうかもしれません。
小さい頃教わった大切な言葉、大人になった今も、ふと思い出します。
ずっと大事にしていきたいですね。