看護師として5年間、ずっと患者様に育てていただきました

私はみどり病院で准看護師として3年、看護師として5年働いているナースです。今回ブログの記事を担当するにあたり、新人看護師のころからの自分を振り返ってみることにしました。まだまだ出来ないことはたくさんありますが、「注射うまくできるようになったなあ」「患者様に喜んでもらえることが多くなったなあ」など、やっと人並みぐらいの看護師にはなれたのではと思っています。

しかし、私も新人の頃は失敗ばかりして患者様に不快な思いをさせてしまったことがたくさんありました。その中で、一つ心に残っているエピソードをお話しようと思います。

気管支喘息で入院された女性の患者様でした。倦怠感と呼吸苦がありなかなか入浴できず過ごしておられた為、新人看護師の私ははりきって洗髪を行うことにしました。初めて洗髪をするにあたり、入念にイメージトレーニングを行い、準備物品を揃え、いざ車椅子で患者様と洗髪台へ向かいました。

しかし、あんなにイメージトレーニングしたにも関わらず、シャンプーの置く位置が遠い、タオルが足りない、服を濡らしてしまうなど失態が続き、その間、患者様はずっと前かがみの体勢で時間だけが過ぎていきました。

そしてやっとのことで洗髪が終わった直後です。「しんどいし服は濡れるしなんにもいいことない。してもらわないほうがよかった」と厳しいお言葉を頂いてしまいました。新人看護師の私は自分のせいだとわかっていても悲しくて詰め所で涙をこぼしたことを覚えています。

しかし、このままでは終わりません。私はその後反省を活かし、同期の仲間に練習台になってもらい何度も練習を重ねました。そして一週間後もう一度、同じ患者様に洗髪をさせて欲しいと言いました。患者様は「練習してきたんやろなあ?」といいながらも快諾してくださいました。

そして練習の成果を発揮です。濡れないよう工夫し、事前準備も万端で行った洗髪は大成功、患者様には「全然濡れなかったし、めちゃくちゃきもちよかった。ありがとう」と感謝の言葉までいただきました。失敗したときはとても落ち込みましたが、患者様が言葉に出して不満を伝えてくれなければ、洗髪が下手なままで自己満足してしまっていたかもしれません。正直に言ってくださった患者様にはとても感謝しました。

このように、私たちが一人前になるには患者様から学ばせていただくことが本当にたくさんあります。これからも日々、自分の体を預けてくれる患者様に感謝の気持ちを込めて精進していきたいと思います。