看護師1年目を振り返って〜私の成長は体を預けてくれた患者さん、腕の血管を貸してくれた先輩たちのおかげです〜

2023年4月に入職し、2階病棟看護師として働き早くも1年が経ちました。
まだまだ分からないことも多く、悩みながらですが先輩方に助けてもらいながら日々の業務に取り組んでいます。

看護学生の実習の時は受け持ち患者さんの事だけを考えて行動していましたが、実際の現場では全体の状況を見て行動することに戸惑うこともあり、また現場で飛び交う略語やアルファベットでの表現に対し「何のことを言っているのだろう?」と調べながら毎日を過ごしています。

日々の業務の中で多いものに採血や点滴などの血管穿刺がありますが、最初の頃はこの穿刺がなかなか上手くできず、血管が難しい患者さんには何度も穿刺をしてしまう申し訳なさを大きく感じ、緊張と失敗の悪循環で落ち込み、自信を持てずにいました。

しかし、先輩看護師や時には医師が積極的に腕を貸してくださり、穿刺の練習をさせてもらうことで経験を積み、自信を持つことができ、今では1人でも不安なく患者さんの採血や点滴を実施することができるようになりました。

手術や検査の準備も施術内容によって服の種類、点滴の穿刺部位などが細かく異なるため、間違いがないよう先輩や上司が一緒に見て的確なアドバイスをくださり、意識の向上にも繋がっています。

担当した患者さんから退院される際に「ありがとう」と言って頂いたり、他の看護師を通じて「あの患者さん、喜んでくれていたよ」などの報告を聞くととても嬉しく、自分が看護師として患者さんの役に立てたことを実感し、自信を持つことができます。

まだまだ日々の業務に追われて一人一人の患者さんに十分に寄り添えないこともありますが、入院する全ての患者さんに安心して療養して貰えるように、1つ1つの手技を丁寧に実践し、親身に寄り添う看護師を目指し頑張っていきます。