
私は昨年3月に看護専門学校を卒業し、4月から看護師としてみどり病院に入職しました。
2階病棟に配属され、多くの患者様や先輩方からたくさんのことを学ばせていただきました。2階病棟は循環器内科をメインとして呼吸器内科や消化器内科も含めた混合病棟です。幅広く色んな知識を身につけることができますが、学ぶことも多く何から手をつけたらいいか分からず混乱することも多々ありました。
最初の頃は、カルテからその日受け持つ患者様の情報をとる際もどんな情報が必要かわからず時間がかかりました。ですが日々フォローについてくださる先輩ナースの皆さんが必要な情報のとり方や受け持つ患者様の状態から観察することや行う看護について教えてくださり、調整してくださるので安心して患者様の元へ行くことができました。
また、どんなことを学習したら良いかも教えてくださるため、自分が今なにを学習すれば良いのかが明確になり、少しずつ知識を深めることができるようになってきたように感じています。先輩方の豊富な経験からの考えや看護を知ることで自分の知識も身につき、これらが結果的に患者様を守ることに繋がっていると感じました。
学生時代にも様々なことを学びましたが、実際に現場に出てみると教科書通りではなく、患者様ひとりひとりに合った看護を行うことが大切であると学びました。
実際に先輩から教わったことで印象に残っていることがあります。それは、インスリンの打つ場所です。学校や教科書ではお腹や二の腕と学びましたが、「退院後も自分でインスリンを打つ患者さんに入院中にインスリンをお腹で打つと皮膚が硬くなって退院後に患者様が自分で打つときに打つ場所がなくなっちゃうから出来るだけ自分では打ちにくい二の腕にうってあげるといいよ」と教わりました。基本的な手技から患者様の退院後の生活にも目を向けた看護を行う事が大切だと学びました。

人見知りの私は自分から声を掛けて不安なことや悩んでいることを誰かに相談することも苦手でした。そんな時、プリセプターの先輩や他の先輩方がこまめに気にかけてくださり話しかけてくださるため、分からないことも聞きやすく不安なく病棟看護師として日々働けています。
今後もチーム医療を担う看護師の一員として、先輩方や他職種の皆さんと協働し、患者さんに少しでも良い看護を提供できるよう、日々邁進していきたいと思います。
そして患者様の苦痛を少しでも取り除き、安全安楽に療養生活を送っていただけるよう寄り添った看護ができる看護師に成長したいと思います。