私たち3階病棟は54床の混合病棟です。
入院患者様の主な疾患は、消化器・膠原病・整形外科疾患です。
3階病棟の今年の目標の一つに「5Sの意味を知り、意識した行動をとることができる。」ということを挙げました。
5Sとは
《目的》
・安全な職場を作る
職員が労災事故にあわない、医療事故が起こらない為に安全対策を職員で作り上げること。
・快適な職場を作る
気持ちの良い職場、快適に働ける職場環境を作り上げること。
・効率的な職場を作る
『整理』
思い切って捨てる!
要るものと要らないものを分けて、いらないものを捨てる
『整頓』
安全性・美観も考慮!
必要なものをいつでも誰でも取り出せるようにする
『清掃』
隅や裏まで手を抜かず!
隅々まで綺麗にする
『清潔』
整理・整頓・清潔の維持!
細部まで点検し、いつも最適な状態にしておく
『躾』
上席者の率先垂範で!
決められたことをいつも正しく守る習慣をつける。
「しつける」とは「叱る」こと
みどり病院の職員全員がいつも携帯しているみどり病院医療安全ポケットマニュアルに5Sについて上記のように明記されています。
折しも今年4月から院内感染防止委員会に、我らが消化器外科部長である斎藤Drが院内感染防止委員会委員長に就任され、院内全体で感染に対する取り組みの強化を行っている最中であります。
私たち3階病棟では院内のどの部署よりも意識を高く持ち、部署内の整理整頓に取り組むようにしました。感染防止委員会のリンクナースを中心に病棟内の整理整頓を“お金をかけずにDIYに取り組む”ことを目標に、さまざまな100円ショップに足しげく通い、皆で試行錯誤しながら楽しくモノづくりに励んでいます。
いろいろな改善策をご紹介したいのですが、今回はワゴンのDIYをご紹介いたします。
これは、赤血球沈降速度を測定する台とスピッツ立て置き場です。
今まではカウンターの上に置かれており、ときには内服薬と隣り合わせになっていることもありましたが、定位置にワゴンを置き、その上に載せることで、清潔エリアと不潔エリアを分けることができました。他の物品を置けるように100均のかごやトレイを駆使し、満足できるものが仕上がりました。
このDIYをきっかけに、回診車の整理整頓や、汚物室の整理整頓等少しずつですがいろいろなものが改善されてきています。
これからも皆の知恵を出し合って、感染のみならず、物品が整理整頓され、事故のない、働きやすい職場づくりを目指していきたいと思っています。