私は幼い時、姉と一緒にみどり病院の保育所に通っていました。
自宅から病院が近かったこともあり、風邪を引いたときや予防接種などを受けに行ったり、みどり病院は私にとってとても身近な場所でした。
母は看護師をしており、母の働く姿を小さい時から見る機会が多かったこともあり、自分も看護師として働きたいと憧れを持つようになりました。
まさかその20年後にみどり病院に就職することになるとは思っていませんでしたが、深い縁があるのだなと思っています。
看護師として就職したばかりのころ、私は「辛いことがあっても、諦めないで頑張っていこう」と思っていました。
しかし実際の看護の仕事は、自分が想像していた以上に多忙で、仕事を続けることが難しくなりました。
しばらく休養を取った後に、母からみどり病院で働いてみないかと勧められました。
今振り返ってみると、あの時もう一度看護師として就職したいと思えたのは、自分の中のみどり病院の存在がとても身近で、看護師になりたいと感じた時の気持ちを思い出したからなのかもしれません。
みどり病院へ入職した当時は、不安と緊張でいっぱいでした。
そんな私を見て、色んなスタッフの方がたくさん声をかけて下さいました。
病棟内だけでなく、他部署の方も、「初めてのことばかりで大変だろうけど、少しずつ覚えていけるように頑張ってね。分からないことはなんでも聞いてね。」と声をかけて下さり、私の名前もすぐに覚えて頂き、部署同士がとても身近でアットホームな職場だなと感じました。
私も少しずつ新しい環境に慣れていくことができ、先輩方に自分から声をかけることができるようになったことがとても嬉しかったです。
当時の指導してくれた先輩とは、仕事終わりに岩盤浴に行ったり食事に誘ってもらったりと楽しい時間を過ごさせて頂きました。
上手くいかないことや落ち込んだ時は私の話を最後まで聞いて下さって、励ましの言葉をたくさん頂きました。
自分の存在をちゃんと認めてくれる先輩がいてくれるということが、私にとって、とても心強い気持ちになったことを今でもはっきりと覚えています。
みどり病院へ入職して5年が経ちますが、仕事をする上で日々分からないことや、新しい発見があります。
上手くいかないなと思うこともありますが、患者さんとの関わりの中で感じたこと、気付かせてもらうことを大事にしていきたいです。
また、入職当時の自分の気持ちを振り返りながら今度は自分が後輩にとって頼りがいのある先輩になることができるよう努力していきたいと思います。