色々と大変な時代の中で気付いた事

私がみどり病院に看護助手として勤務して6年が経ちました。
新型コロナウィルスが広がって一年が過ぎ、当初はここまで猛威を振るうとは想像もしていませんでした。そんな中、東日本大震災から10年、ニュースを見ていて、コロナ禍の中、避難所などは一体どうするのだろう?という考えが頭に浮かび、改めて防災意識もしっかりと持たなくては、と思いました。

本当に大変な日々の中、業務をする中で気付くこと、気付かされることが多くあります。現在の状況が続く限り、面会制限が緩和されることも無く、家族にも会えない患者様にしっかりと向き合い、心をゆったりとさせてあげている看護師さんの行動です。

寝たきりであまり表情の変化もない患者様に、ある看護師さんが童謡を聴かせてあげたら、その患者様が小さな声で歌い始めました。私はこのとき初めてこの患者様の声を聴き、驚いたのと同時に心に寄り添わないといけないなと、人と人とのコミュニケーションの大切さを気付かせてもらいました。
私も患者様が何を必要としているのか、どうするのがいいのかを考えて、患者様のケアにあたりたいです。

ようやくワクチン接種が開始され、新型コロナウィルスの収束につながり、少しでも早く以前のような生活に近づけるよう、引き続き気を引き締めていこうと思いました。