ママナースの看護観 ~患者さんのためにできること~

はじめまして、私は今年の4月に非常勤として入職した病棟看護師です。
以前は循環器内科の病棟で常勤として働いていました。結婚・出産を機に4年ほど現場を離れていましたが、この度社会復帰し、日々仕事と子育てに奮闘しています。
初めての科で慣れないことが多く、ブランクもあるため不安な気持ちがありましたが、いつも気にかけて声をかけてくださる病棟の皆さんに助けられて少しずつ慣れていっています。

今回、久しぶりに看護師として働く中で私が感じている事を少し書かせていただこうと思います。
昔から、数々の先輩方が「子どもを産んだら看護観が変わる」と仰っているのをよく耳にしていましたが、その頃はまだ経験も浅くピンと来ていませんでした。そして今、子育てをしながら看護師として働くようになって気付いたことは、患者さんの「家族」や「家庭」の存在を以前よりも強く意識するようになったということです。「ご家族は病気についてどう思っているんだろう」「お家ではどんなお母さん・お父さんなんだろう」「どんな風に生活していて、具体的な困り事は何だろう」といったことを考えることが増えたように思います。

今は面会制限のため、ご家族にお会いできる時間が非常に限られています。また、私はパートタイムのため、お1人お1人にじっくりと関わる時間がなかなかとれないのが現状です。そんな中でも患者さんのために私にできることは何だろうと日々模索し、どんな時でも患者さんとご家族に寄り添える看護師でありたいと考えています。
現在34歳、人生まだまだ未熟者です。これからも色々なことを学び、考え、ナースとしてもママとしてもたくましく頑張っていきます。