私は、今年4月から新社会人となり看護師として働き出しました。3月まで学生として実習に行き、患者様と関わらせていただいていましたが、看護師として実際に働いてみると知らないこと、わからないことが多く先輩方に日々ご指導していただいています。
まだ未熟な部分も多く不安も多いですが、患者様から専門職として見られていることを自覚し、患者様が安全安楽に過ごせるように、日頃から患者様第一に考えていくことが大切だと思っています。
入職してから数ヶ月で多くの患者様を看護させていただいています。その中でも印象に残ったのが、ある寝たきりでお話の出来ない患者様です。その方は身体が拘縮しておりケアを行うことの難しい方でしたが、雑談の中でも繰り返し「ゆっくりと身体を動かしていきましょう」等声かけを続けたことで、少しずつ身体も心も固さがほぐれ、清拭をスムーズに行う事が出来ました。この体験から、かかわり方一つ工夫することで患者様の不安を軽減し、より良いケアが行えることに気づくことができました。
意識しないで働いているとつい「業務」に没頭して、人対人のコミュニケーションが減ってしまいがちですが、意識して患者様とできるだけ多くの時間を持ち、一人一人に合った看護が行えると思います。
患者様は今までとちがう環境で不安を持ちつつ治療に励まれています。私はその生活を少しでも楽にできるよう関わりたいと思います。
まだ看護師として働き始めたばかりですがより良い看護を患者様に提供できる様日々努力し続けていきます。