「退院を見据えた看護」を目指して〜新しい職場で見つけた新たな目標〜

私は2022年4月1日より看護師として、みどり病院の3階病棟に配属になりました。現在看護師7年目であり別の病院で6年経験を積んできました。

みどり病院の3階病棟は主に消化器内科・外科、整形外科の患者さんが多いです。私は、これまで呼吸器内科・外科を5年間、消化器内科を1年間経験しました。消化器内科での経験はまだ浅く、外科は未経験、新しい職場環境ということもあり、最初は分からないことばかりでした。

経験済みのことでも準備方法や物品、タイムスケジュールなどは以前の職場に慣れている反面、新しいやり方に戸惑い、周りのスタッフに協力してもらいながら行っています。

初めての転職で最初は緊張していましたが職場の雰囲気にも慣れて、スタッフも優しく接してくれるため、現在は伸び伸びと働くことができています。3階病棟のスタッフは経験豊富なベテランが多く、指導も丁寧で分かりやすいので頼もしいです。

子供がいる母親看護師も多く、同じ親の立場としてプライベートのことでも色々と参考になります。子供がいる家庭環境に関して理解があることは自分にとって働きやすく相談もできると考えています。また、自宅から短時間で通勤できるため、今まで疎かになっていた仕事と家庭(家事や育児など)の両立も可能だと思います。

みどり病院で働き、初めて「地域包括ケア」という言葉を知りました。3階病棟には地域包括病床があり最大60日間の入院で退院支援に向けて色々と取り組んでいます。以前の病院は急性期の患者さんが多く、点滴や内服の治療で状態が安定するまでを関わっていました。地域包括ケアは限られた時間の中で安心して退院できる様に支援します。

そのため患者さん本人だけでなく家族のケアも必要と感じました。私は患者さんの今の状態に意識が向いていたので、先輩方から「薬の管理レベルを上げたらどうか」や血糖コントロールで「そろそろ指導を始めた方がいいかも」と言われ、退院を見据えた看護の必要性を実感しました。また、退院後に家族が管理していく場合もあり家族の情報も大切だと思いました。

入職して数ヶ月で、1日の流れやカルテ入力など毎日行う業務に関しては慣れてきました。主に入退院を担当し、必要な書類や記載方法、確認項目やカルテ入力などを実践し把握することができました。検査や処置・手術など未経験項目は多くあり、今後も担当して一人で実践できるようにスタッフに協力や指導を仰いでいきたいです。より多くの経験を積み、一人でも「退院を見据えた看護」を計画、実践できるようになりたいと思います。