身体拘束最小化に向けたeラーニング学習~看護師として患者様の自由で安全な生活を守りたい~

高齢化社会となっている今、みどり病院に入院される患者様は予約入院・緊急入院ともに高齢者が多くなっています。認知症などが既往にありコミュニケーションも困難であることもあります。そんな中、患者様の安全を守るため抑制を選択しなければならないことはあります。しかし、抑制はデメリットが大きく最小限にとどめる必要があります。
今回は3階病棟の身体拘束最小化に向けた取り組みをご紹介します。

私たちは、身体拘束最小化に向けての学習のため℮-ラーニングを活用し身体拘束に関する基本的な知識を深めました。身体拘束について学びを深める中で、身体拘束は様々なものが当てはまり、4点柵やミトン、介護服も身体拘束に当たることを学びました。

また、病棟では毎日11時のタイムアウト時のカンファレンスにて身体拘束患者の情報共有と解除にむけた協議を行っています。そして、週1回カンファレンスを開催し、身体拘束が適正に行われているか評価と、早期解除に向けた取り組みが、8月より開始されました。

実際に、私の受け持ち患者様で入院されたことを理解できず暴れてしまい、自他ともに危険な状態の患者様がおられ体幹抑制を開始しました。しかし、患者様は自分の置かれた状態が理解できておらず身体抑制によりさらに不安感が増している様子でした。体幹抑制は患者様の安全を守ることはできますが自由を奪ってしまいます。その経験からも抑制のデメリットが大きいことを学ぶことができました。


夜勤帯などスタッフの人数も少なくなり多くの患者様1人1人の安全を確保していくことは困難となりますが、患者様の安全のためとすぐに抑制を使用するのではなく、代替案を日々考えていく必要があると思います。身体抑止を安易に正当化しないように、何か工夫はできないか日々考え、身体拘束最小化に向けて意識をもって看護していきたいです。

3階病棟に入院される患者様・ご家族様の笑顔のため、今後も頑張っていきます。
今後ともよろしくお願いいたします。

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