看護学校主催で卒業生の就職状況を把握するために、「カムバックディ」と「就職先訪問」を行っています。
「カムバックディ」は、就職後1ヶ月位に卒業校に集まり近況報告会をしているそうです。
初めての職場での配属が決まる頃にお互い情報交換をして少しでも不安を和らげる事が学校側の目的だそうです。
毎年開催しており今年度も卒業生に好評でした。
今回看護学校の先生の病院訪問は、慣れた頃の1月くらいを目途に病院を訪問し、卒業生と直接話しを聞く事で現状把握をし、離職対策に繋げること。また病院の人達と関わる事も目的のひとつだそうです。
卒業生は、久々に先生と会ってとても嬉しそうで、懐かしいのか少し涙ぐんでいたように感じました。
最初に先生と卒業生との面談の時間を設け、その時の内容を後で先生から聞くことができました。
「最初は、技術も慣れず分からないことばかりで落ち込むこともあったみたいですが、随分慣れてきたようです。」「同期の仲間が多く、先輩とも相談ができ、心強いと言っていました。」という言葉を聞いて一安心。
この様な学校側の訪問がある事で卒業生も励まされ、良い刺激になったと感じました
別の学校の卒業生からは、「様々な疾患・症状を持った患者さんに対してどのような治療や看護を提供すれば状態が良くなっていくのか少しずつ理解できるようになりました。」「多職種との連携をとり、看護の方向性や退院に向けて計画を立てられるようになりました。」と前向きな発言を聞くこともできました。
新卒看護師に対して2010年4月より離職対策として卒後臨床研修が努力義務化されました。
当院も入職時に約2~3週間のオリエンテーションを設け中途採用者を含め、各部署研修を取り入れ、支える取り組みを実施しています。
先輩看護師と共に成長できる内容を教育研修委員で検討もしています。
入職者の人達にとって常に相談できる先輩が存在することは、心強いことです。
しかし近くに先輩がいても忙しそうなので後でと思い聞けない状況の時もあるでしょう。
また中途採用の人も経験があるのでこんな事は聞き難いという思いもあると思います。
看護部として「言える、聞ける、話せる」環境作りに取り組んでいます。
学び育てる視点を持ち支援しています。
指導者として先輩看護師として新人の出来るようになった所に焦点を当て、お互いモチベーションが高められています。
今後も成長する姿を看護部一同見守り続けたいと思っています。