今年度(令和4年)を迎えて~看護部長メッセージ~

 

前年度も、新型コロナで始まり、新型コロナで終わる1年になってしまいました。
まだまだ先が見えないコロナ過において気を緩められない厳しい状況が続いています。
4月より新入職の方々を迎えて心新たに、新年度の看護部の取り組みを6項目挙げました。

①離職対策
新入職者に対して教育の統一を行います。環境に慣れてもらうためにも職員同士の声掛けが必要です。業務を見直し、他部署との協力を得ながら残業対策にも繋げていきます。

現状を把握しお互いに傾聴と共感ができ、職員同士が一緒に考え行動できる環境にしていきます。

 ②ハラスメントのない職場
今年度も委員会を中心に研修会を開催し、アンケート調査を行い現状把握に努めていきます。相談できるシステムを定着させ、安心して相談できる環境を作り、一人で悩む事なく「言える、聞ける、話せる職場」を目指します。
お互いに言いにくいではなく、指導する側、される側の立場を認め合える職場を作ります。

 ③病棟運営体制の再構築
新体制の中、適正人員の補充と配置を常に検討し、病床数を確保し、病棟運営を活性化させていきます。また医師を始め、他部署との協力を得ながら、カンファレンスも充実させ、適切なベッドコントロールを行います。

 ④人材育成と自己啓発
院内研修会はもちろん院外研修会に積極的に参加し、より専門性を高めていく事を各自で取り組めるよう啓蒙していきます。
看護の場面から何を学び、それをどう活かすのか、職場経験から人は成長していきます。
事例を挙げ、日々の看護を振り返る検討会を実現させます。またTQM活動で業務を活性化させ継続性を高めていきます。

⑤安全なケアの提供
感染対策の継続、周知と医療安全対策の徹底を委員会中心に職員に啓蒙していきます。
6つの「S」食事場面・手指衛生・清掃・新鮮な空気・症状確認・最新の情報共有を意識した行動を促します。また、インシデント事例からアクシデントにならない対策等を共有していきます。
認知症・せん妄患者様の看護計画を早期に立て、看護の視点で患者様の療養生活を考え、転倒転落を軽減していきます。
加算病院との連携を密にし、指導を受けながら安心安全な看護を提供していきます。

⑥品格のある言動で対応
職員一人一人が、気持ちの良い挨拶・場に応じた所作と言葉使い・目配り、気配り、心配りができる看護部を心がけます。「挨拶する」「感謝の言葉を言う」お互いの相互承認を推進していきます。

以上6項目を挙げました。

新型コロナ感染症の流行から2年を経過し、その対応は形を変えながら現在も継続しています。多くの課題を乗り越えながら少しずつ体制も整備されました。
今後も私たちは、仕事への意欲、知識、スキルなど専門職として力が発揮でき、チーム医療として組織全体の発展に貢献していきたいと思っています。