新入職者を迎えて〜5月は毎年大変な時期!?〜

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今年4月に新たに12名の入職者を迎えることができました。
当院では、4月だけでなく中途入職の人も受け入れています。
当院に入職してみたいと思った理由で多いのが「教育体制が充実している」「循環器・消化器の病院で働きたい」「保育所があり育児をしながら働ける」「短時間勤務が出来る」です。
あと「スタッフが若い」ということもよく言われます。
入職時のオリエンテーションとして看護部長から「接遇・マナー」「ストレスについて」話しています。

「接遇・マナー」では社会人として医療人としての心構え。
患者さんには、自分の家族のように接してほしい。
そして今の、この自分自身の言動が患者さんのためになることでしょうか?と常に振り返り心配り・気配りを忘れない。
患者さん、ご家族は、私たちをよく見ています。
職員一人ひとりが一丸とならないと選ばれる病院にはなれません。

「ストレスについて」は、新しい職場に慣れるだけでもストレスです。
ストレスは、変化とも言われ、その変化と上手く付き合っていかなければしんどくなってきます。
職場に慣れること。
簡単なようですが、気疲れと日々の業務をこなすことで精一杯なのが現状です。
ストレス解消法は、自ら見つけて取り組んでいってほしいと思っています。
そのためには、相談できる環境をお互い作ることです。
何より受け入れる現場の人達の協力が必須です。
楽しい職場だけではいけないのですが、新しい職員にとっては、雰囲気は非常に大事なことです。
そんな職場の中でこそ学べる環境が生まれてきます。
入職者の人達にとっては、毎年この時期、特にゴールデンウィーク明けは、疲れが出てくる頃です。
新卒の准看護師に今の心境を聞いてみました。

<今年准看護師新卒 Mさん 病棟勤務>
業務の大変さについていくのがやっとの毎日ですが、患者さん一人ひとりの1日の流れを把握するだけでなく、複数の患者さんの事を細かく理解して看護している先輩たちをとても尊敬しています。
指導を受けていても自分の技術、知識の無さを痛感しています。
実際に見て聞いてこれから実践していきたいと思っています。
また患者さんを観察することの重要性を実感しています。
患者さんの訴えや症状から予測されることをアセスメントできるようになり先輩からのアドバイスを受けたいです。
命を預かる仕事であることに責任を持ち1日でも早く先輩たちのような看護師になりたいです。

慢性的な疲労は、心と身体に不調をきたします。
何気ない言葉に敏感になってしまいます。
私たち先輩看護師も何度かそういう思いを経験して今があります。
働き始めの大変な時期を乗り越えて、踏ん張ってほしいと思っています。
そんな時、大きな励みになるのは、先輩の温かい言葉、そして師長・主任のねぎらいの言葉です。
褒められるとジーンと心に響きます。
先輩たちに少しでも認められると嬉しいものです。
職員が生き生きと働いている姿に感動をもらいます。
この姿が患者さんに伝わる職場環境を作っていきたいと思っています。