看護部透析室チームより「家族のようなつながりを」

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2001年7月にみどり病院内に透析室が開設され、15年目を迎える透析室について今回のホームページリニューアルを機に、どんな部署であるのか、どのようなことを目指して取り組んできたのか、どのようになっていきたいのかをお伝えし、みどり病院の透析室を身近に感じてもらえれば幸いです。

今後の更新予定の記事の中では、透析患者さんやそのご家族に、知っておいていただきたいことや疑問、また透析患者さんがかかりやすい病気、気をつけて欲しいことなどを発信していく予定です。

その中でも特に、発信コンセプトを「家族のようなつながりを」にしたのはスタッフそれぞれの思いがそこにあるからであるということを発信していきたいと考えたからです。

みどり病院で透析が行われるようになったきっかけは、現理事長と一人の患者様のやり取りであったと記憶しております。現理事長に掛かりつけの患者さまが、透析導入が必要となった時、当時みどり病院自体が透析を行っておりませんでしたので、他院へ透析導入を依頼しなければならない状態でありました。そのことを患者様にお話したところ、その患者様は、「ほかの病院に行かないとできへんのなら、もうこのまま透析はせん。ここで死ぬ。」とおっしゃられ、頑としてその意思を曲げることはありませんでした。

そのずっと以前より理事長は当院での透析治療が必要であることを感じておられたのでした。
今思えば、あの患者さんがきっかけとなり、透析機を一台借りて病室ではじめたのがみどり病院透析室への第一歩でありました。