今回は手術室・中央材料室の看護助手さんのお仕事について紹介します。
当院の中央材料室には2名の看護助手さんが勤務しています。
1名は常時勤務していますが、もう1名は、病棟との兼務で、手術日やカテーテル検査日に合わせ勤務しています。
仕事内容ですが、中央材料室では、院内の医療器材の洗浄・組立・滅菌等を行っています。
他に衛生材料の作成・管理、SPDシステムの納品物の検品などを行います。
手術室業務として、患者様の移動の介助、手術時のガウンテクニックの介助、手術中の検体運搬、手術後の清掃・片づけ、器材の洗浄・組立・滅菌、手術衣の洗濯…など手術室のチームの一員として頑張ってもらっています。
今回は、そんな看護助手さんにお話しを聞いたので、ご紹介したいと思います。
Fさん:配属1年目、常勤、20代
Kさん:配属3年目、病棟との兼務、40代
Q.日ごろ大変だな、と思うことは?
〈Fさん〉
A.手術室で取り扱う物品・器材など覚えるのがたいへんでした。
まだ、わからないこともたくさんあるので、手術室の看護師さんたちに教えていただき確実に覚えて、何事にも対応できるように頑張りたいです。
(Kさん)
A.病棟の経験しかない私にとって中材は雰囲気も仕事内容も全く違う別世界!?の感じでした。
病棟では、対患者様ですが、中材では、対器材・物品・・・という感じで。
器材洗浄、滅菌後のチェック・・・とにかく一つ一つがチェックが大事です。
手術・カテ器材の多さ、術式によって使う器材・・・。
覚えるものが多くて大変です。
病棟勤務の頃、中材は、地味!?な印象でしたが、実際自分が中材業務に携わって、はじめて中材業務の大変さを実感しています。
Q.中材・手術室業務のやりがいは?
(Fさん)
A.病棟と違い患者様と関わることが少ないですが、手術室の片づけ、看護師さんたちの補助、手術準備に必要な物品など丁寧に扱い、クリーンな手術室になるよう心掛けています。
(Kさん)
A.中材・手術室の助手しかしないこと、できないことをやり遂げた時。
特に一人で業務する時は、自分しかいないので間違いのない様、もれのない様、段取りを組みながら責任をもって行っています。
その中で、手術・カテでバタバタしながら無事に手術・カテが終わり、業務を終えた時の「あ~っ 終わった!!」と思う時です。
それから、「出来ることはしておこう。」と思って何気なくしたことに対して、上司・スタッフからの「ありがとう。」の言葉が嬉しいです。
Q.手術室チームの一員として思うことは?
(Fさん)
A.手術中は、物品整理や病棟器材の滅菌、業者さんの対応とひっそりした業務ですが、無事に手術を終え退室していく患者様を見送って、また次の手術患者様を迎えられるように丁寧に片づけをし、手術室スタッフが気持ちよく手術ができるように心掛けたいです。
(Kさん)
A.手術室チームとして出来ることは限られていますが、私は手術室メンバーが和やかに、良い雰囲気で仕事ができたらいいな、といつも思っています。
手術前・後の患者様も不安でいっぱいだったり、場の雰囲気も緊迫していたりするので、楽しく・明るくいろいろな配慮が出来るように心掛けたいと思っています。
Q.看護師さんへ
(Fさん)
A.子育て中の看護師さんばかりなので、気軽にコミュニケーションがとれ、子供の体調不良で急に休むことも多いですが、優しくフォローしてもらい働きやすい環境です。
先輩ママとしてアドバイスをもらい、いつも助かっています。
(Kさん)
A.特に要望はないですが、逆に私たち看護助手に対して何かあれば教えてほしいです。
・・・と日ごろの思いを語っていただきました。
日ごろのコミュニケーションでチームワークもとれ、和気あいあいと業務を行っています。
助手さんは、縁の下の力持ち的存在でチームを支えてくれています。
手術が遅くなっても、快く残業もしていただき、いつも感謝です。
「ありがとう」
これからも一致団結して、働きやすい職場環境を継続しましょう!!