手術室看護師のお仕事 ~外回り看護師編~

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手術室看護師の仕事には大きく分けて直接介助と間接介助の二つに分かれます。
直接介助とは器械出し看護師のことで読んで字のごとく、医師に器械を直接渡す役割です。
間接介助とは外回り看護師のことです。
多分みなさんは、手術室看護師と聞くと器械出し看護師を思い浮かべるのではないでしょうか。
医療ドラマでもガウンを着て医師が「メス!」と言うとパッとメスを渡したりしていますからかっこよく見えます。
しかし今回は、後者の外回り看護師のお仕事について語りたいと思います。
 
外回り看護師のお仕事は、器械出し看護師の仕事以外の全般です。
例えば、手術室内の手術に使用する医療機器の操作があります。
手術に必要な電気メス、点滴用のポンプ類などセットし、必要に応じてモードの変更など。
使用する医療機器の操作を一通り知っておく必要があります。
それから、器械出し看護師に不足の器械を清潔操作で渡したり、手術の進行に合わせ事前に物品の準備をしておき必要時すぐに渡せるようにしておきます。
これも手術の進行を妨げることのないように配慮します。
また、麻酔医や他のスタッフ、他部署との調整を行います。
しかし一番大事な仕事は患者様の代弁者ということです。

患者様は手術室では、これから行われる手術に緊張しておられ、言いたいことも言える心理状態ではないことが多いからです。
そこで、緊張を和らげるように声掛けを行います。
全身麻酔の場合は麻酔がかかればなおさらです。
ご自分では何も言えませんので、私たちがモニター・全身状態から読み取れることを医師に伝えなくてはなりません。
脊椎麻酔の場合は、意識はずっとあるので物音、機械音、周りの会話なども聞こえているので、恐怖感も湧いてきます。
そのような緊張感や恐怖感を少しでも緩和できるように配慮しています。
音楽を流すのもその対処のひとつです。
他に、他愛もない世間話で手術から意識をそらせたりします。
あとは素敵な笑顔を提供することだと思っています。
しかしマスク、キャップでほとんど顔は見えませんが、目で表情を表します。
他には記録類があります。
手術中の看護記録やコスト取り・・・。

とにかく手術中は何をしていても耳をダンボにして、医師の声、患者様の声、看護師の声、医療機器の音等、音や声を聞き逃さないように気を付けています。
その音や声で次の行動へと展開が必要だからです。
術野にライトを合わせたり、室温調節したりとまだまだ細かいことはたくさんありますが、無事に手術が終わることが一番大切なので、手術に携わるスタッフみんなで協力し、一致団結で毎回どんな手術も気配り・目配りで頑張っています。