その関節痛、実は膠原病かも?~関節痛の原因は整形外科の病気とは限りません~

朝起きた時、手のこわばりや関節痛を感じた事はありませんか。
そんな違和感を覚え、一度病院に行ってみようかなと思った時、皆さんは何科を受診しますか?

関節が痛くなる病気

よく知られているものでは、急に足の親指の付け根などに腫れや熱感、激痛を伴う「痛風」、膝の軟骨がすり減ったことにより痛みが出る「変形性膝関節症」、四十肩、五十肩と呼ばれる「肩関節周囲炎」、胸腰椎の椎体が潰れてしまったことにより起こる「胸腰椎圧迫骨折」などがあります。
多くは整形外科疾患なのですが忘れてはならないのが、関節痛といえば「膠原病」があげられるということです。

膠原病ってどんな病気?

膠原病とは1つの病気を指すのではなく、共通する性質の病気を総称する言葉なのです。
関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群などを指し、共通して関節の腫れやこわばり、痛みがあげられます。
また病気が進行すると臓器にも障害が現れるようになります。
膠原病を発症する原因は免疫機能の異常にあります。
人の体には異物である細菌やウイルスを排除する「免疫」という機能が備わっていますが、膠原病ではこの機能に異常が起こり、自分自身を異物として認識してしまい、それを排除しようとするのです。
これを自己免疫反応といいます。
関節痛はよくある症状ですが、整形外科の病気だけでなく、この様な膠原病が原因となる事があります。

膠原病を疑う関節の腫れやこわばりを伴う複数の関節痛があれば、膠原病専門外来を受診しましょう!

みどり病院理事長の稲波宏先生は膠原病内科の先生です。
数多くの膠原病患者さんの診察、治療経験が豊富で、県内外の医療機関からのご紹介や、インターネットを見てきましたという患者さんもいらっしゃいます。
膠原病は、早期診断早期治療がカギになるといわれています。
難病特定疾患に指定されている病気であり、まだまだ完治する病気ではないのも事実です。
しかし、研究や薬品開発が進みどんどん新しい薬や治療法が出てきています。
関節の腫れや痛みが続いているのにはっきりと診断されず、症状が進行してしまったという事の無いように、まずは膠原病専門外来の受診をおすすめします。

理事長外来診察

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