日々の業務の中で、さらにステップアップを!~心電図検定に挑戦~

看護部/外来

当院には循環器の診察を受けに来られる患者さんがたくさんいらっしゃいます。
その際、大半の方が心電図の検査を受けられます。心臓から出される電気信号から心臓の動きを診ていく検査です。病院に限らず人間ドックなどでも受けられた方は多くいらしゃると思います。

当院に勤めるまでは、心電図の知識は一般的な教科書レベルと経験値によるもの程度でした。典型的な正常の心電図波形は実際の検査結果としてみることは少なく、同じ正常波形でも個人差があり、なかなか深く理解しようとするまでに至りませんでした。

しかし、普段の外来業務の中で毎日多くの検査結果を見たり、治療経過による変化や、患者さんや医師と検査や診察に関することを話す中で、心電図の知識を深めたいと思うようになり、「心電図検定」というものにチャレンジすることにしました。

気持ちだけではなかなか前に進まないので、テストというプレッシャーをかけてみました。
結果、2年がかりで「2級」に合格することができました。

1回目のチャレンジは、いきなりの2級への挑戦で準備不足もあり、当然のごとく不合格でした。
1年後の再チャレンジは「3級」にするか悩みましたが、覚悟を決めて2級に再チャレンジとしました。8月の試験でしたがゴールデンウイーク明けより準備を少しずつ進めました。

基礎から改めて勉強しなおすと、今まで中途半端で終わっていた理解や知識が一つずつ納得できるものとなり、普段の自分のアセスメントの内容や医師への報告の内容や患者さんへの話の内容に自信が持てるようになりました。(まだ完壁とは到底言えませんが…。)

また、検査結果や診察での診断の結果を日々みることができるので、勉強した内容が身についている感覚がありました。

試験の直前は、受験生のごとく「心電図ドリル」さながらの問題集を解く日々でした。
結局、完璧な準備とまではいきませんでしたが、1回目試験とは全く違い、合格の期待が持てました。

心電図は数ある検査の1つであり、この結果だけで全てを判断することはできません。しかし、患者さんの状態把握や治療に繋がる大きな情報であり、治療経過を判断する情報ともなります。

新人時代に、先輩から「心電図は細かいことはいいから、先生にすぐ報告する状況か判断できたらいい。」と言われたことがあります。言わんとしていることはわかるんですが、その緊急性の判断も教科書にある「緊急性のある心電図」だけの知識だけでは不十分だと、勉強して改めて思うわけです。一見心配になってしまいがちな心電図も、しっかり勉強した後なら「慌てなくても大丈夫」と思うこともあります。

実は今回の心電図検定2級受験の話は、2年前の2019年の話です。その年の秋頃に試験の結果が帰ってきて一息ついた頃に、コロナ禍となってしまいました。ちょうど、受験生が増えてきたので1~3級までだったのが1~4級まで増えて、翌年より開催地も大阪・東京に加えて福岡が加わろうとしていた矢先でした。2020年以降はテストの開催も不確実なものとなり、受験希望の方にとってはモチベーションの維持も含めて辛い状況だと思います。

日々の様々なことに翻弄される現場での仕事で、プライベートの学習機会を設けることは難しいと思いますが、一歩踏み込んで、心電図に限らず自身の不得手なことに向き合うことで、新たな視野が広がるのではないでしょうか。

当院は専門性の高い循環器疾患診療を大きな強みとしていますが、循環器以外の専門診療もレベルが高く、日々の看護業務の中で、いくらでも学ぶ機会があります。
1日1日、日々の臨床で学びを重ねて自分の看護スキルを磨きたい方、是非一緒に、みどり病院で自分の新たな可能性を見つけてみませんか?

メニュー