準備も実施も、一つ一つを確実に〜決して妥協しない医療安全対策管理体制〜

医療安全対策管理委員会の看護師Iです。
みどり病院では地域の人々が健やかに安心して暮らせる医療環境づくりに貢献することを理念としています。
その中で私は、医療安全対策委員として、院内の各部署・各職種と連携して、患者さんはもちろんスタッフも守るため医療が安全に提供できるように取り組んでいます。

ところで医療安全対策とは…
患者さんに安全な医療サービスを提供すること。そのために、医療安全に関する職員の意識啓発をすすめるとともに、医療安全を推進する組織体制を構築していくということです。
すなわち、すべての職員は、安全を最優先に考えて業務に取り組みましょう。そのためには、安全に関する知識や技術を常に学び向上することを心がけましょう。そして、管理者のリーダーシップの発揮、委員会やリスクマネジャーの設置、教育訓練の充実といった事故予防のための体制づくりに取り組みましょう。ということです。そしてさらに、上司や先輩が率先してオープンな職場づくりを心がけましょう。ということです。

8月というこの時期は、新入職は4月から4か月経過し、そろそろ職場にも慣れ始めている頃です。入職時は緊張もあり、一つ一つ仕事を覚えていき、何をするにも先輩に確認をしてから実施をしていましたが、慣れてくると自分の判断や先輩に確認することもなく仕事をする場面も増えてきます。なので、この慣れた頃の自分自身の確認作業が重要になります。みどり病院では「指さし呼称」を啓蒙して自分自身でもしっかり確認してから作業に取り組むようにしています。

患者さんから「目の前で、点滴の確認作業をされて不安になった」という声が聞こえましたが、これは逆で「他のスタッフと一緒に、しっかり確認できている」と安心に思ってほしいです。

みどり病院の医療安全対策管理委員会では患者相談シートを活用して、患者さんからの意見や思いを受け取り、院内で共有して患者サポートも担っています。
当院で治療中、もしくは治療された患者さんには、何かご意見があれば、お気軽に私たちにお声かけいただきたいと思っています。これからも、患者さんに寄り添い、より安全な医療を提供できるように心がけていきます。