管理栄養士の卵を迎えて~パート2~

今年も管理栄養士を目指す学生が2名(Aさん、Bさん)実習に来てくれました。
Aさんは学生生活で部活を楽しんでいるとのことです。
演劇部に所属しているそうです。

大勢で1つの舞台を作っていくことがとても楽しいです。役者も裏方も熱心に創っていきます。人数が多いため衝突もあり大変ですが、それを乗り越えて完成させる舞台はとても思い出の宝になってます。

Bさんはなぜ管理栄養士になろうと思ったのでしょう?
もともとは、小・中・高とサッカーをしていて、その中でスポーツ栄養に興味をもつようになり、栄養学部に行きました。

栄養を学んだ今では栄養が人の健康面に関わると知り、よい生活を送ってもらえるようにサポートできる人でありたいという思いがあり、1人ひとりにあった栄養指導のできる管理栄養士になりたいと思っているそうです。

褥瘡(床ずれ)回診に参加してみて

例年ですが褥瘡回診に参加してもらいました。
実習は月曜日から始まります。
そして褥瘡回診は月曜日の午前中にあります。
まだ、会話もそこそこの緊張しているときにいきなり回診について行き、褥瘡(床ずれ)を見ます。
まず、回診に行く前に「血をみても大丈夫?」「傷をみても大丈夫?」と確認し病室に行ってもすぐに抜けられる位置を確保します。

感想は

初めて見たときは衝撃的でした。
授業では白黒の画像では見たことがあったのですが実際に見てみるととても痛そうで、皮膚があんなふうになるとは、今まで想像がつきませんでした。
一番傷口がひどい患者様も見せていただきました。
初めて見たときは、その傷の広さ、深さに驚き、ほんとうに治るのかなと心配になりました。
しかし、1週間後見たときは前よりも傷は浅くなっていました。
治療や栄養摂取を続けることでひどい傷もしっかりと良くなることを目の前で見られて医療の大切さを知ることができました。

たくさんの栄養をとってほしい、特にたんぱく質をとってほしい、食欲の増すような何かができたらいいのになと思ったそうです。
Aさんは傷を見ることが苦手だったようですが1週間後には少し慣れてくれていたみたいです。
傷を見ることに少しずつ慣れて、日々よくなる傷と栄養摂取、薬の相互作用を感じてほしいと思いました。

筋肉をつけたい患者様に筋肉をつけるための食事内容をお話ししました。

今の状態や心境を知るためには、直接話をすることが一番だなと思いました。
患者様はこのようなことが知りたいのか、こんなことが気になっているのかと自分では思い浮かばなかった発見もありました。
また、情報を提供する難しさも学び、実践できるものをわかりやすく伝える必要があると感じました。
疾患に特化した話をする難しさを感じました。
準備していた以上のことを質問され、私自身の勉強不足、調査不足があったと思い、最初から求められていること以上の内容を準備しておくべきだろうなと思いました。
また経験を重ねることも重要であると思いました。

筋肉をつけたいと思っている患者様はもともと、学生に物を教えていた方だったため、お食事の相談以上に物の調べ方や伝え方を教えてくださいました。
そして、3回もお話を聞いてくださいました。
そしてこうやって論文を書くんだよ!!と先生のように教えてくれたそうです。

私が最近楽しいと思っている感染ラウンド

院内感染防止委員会の中にICT(Infection Control Team)という院内感染防止対策を円滑に実行するために医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師で構成されているチームがあります。
そのICTを中心に院内感染防止委員会の委員と院内に感染のリスクになるものがないかと院内を見回りします。
詳しくは⇒⇒https://midori-hp.or.jp/secretariat-blog/committee_01/
そして、皆で案を出し合い、改善していきます。
どんどん改善されていき、おもしろいです。

管理栄養士の養成校ではあまり、院内感染について詳しく出てこないので、難しかったかもしれませんが参加してもらいました。

感想は

細かい箇所まで見回り、とても大切なラウンドなのだと感じました。
病院がきれいに保たれている理由が分かりました。
一番、驚いたのはアルコールの容器に消費期限がついていることです。
衛生を保つために規則を徹底する姿勢が勉強になりました。

近くにいたので幸運にも消化器外科の先生から話を聞けました。

最終日、たまたま近くにいたので、消化器外科の先生からじきじきに胆嚢周辺の病変について話を聞くことが出来ました。
そんなことになっているのか~と一緒に聞き入りました。
一応、解剖学は習いますが、立体や白黒の画像になると・・・解説がついていないとわからないことだらけです。

感想は

医師から直接話を聞ける機会なんてめったにないので、本当に貴重な経験でした。
胆石症のCT画像を見て、診断の難しさを感じ、様々な患者様がいる中で、的確な診断をしなければいけない、責任感のある仕事だと思いました。
また、手術の動画では、どこが何の臓器か言われないとわからない程、見分けがつかないと思いましたし、「これは簡単な手術」とおっしゃっていたのですが、私には複雑に感じ、レベルの高さを感じました。

2週間の短い期間が終わりました。

管理栄養士になるには病院の他にも、保健所や事業所(大きめの社員食堂)などにもいきます。

最後にBさんが学生生活で楽しんでいることは?
友達や先生方と話をすることと休日に外へ出ることを楽しんでいます。
4回生になり、空き時間も少なく、課題や国家試験の勉強におわれる中、友達と話したり、先生との相談でも、話している時間は楽しいです。
また、私は鳥取出身なので、休日に神戸や大阪、京都に行けるだけで小旅行気分で嬉しくなります。

今頃は実習や国家試験に向けての試験や卒業研究など、暑い暑い夏を過ごしているのではないかと思います。
そしてときどき息抜き、小旅行を。