おせち料理のカロリー比較!!~追加で近隣病院の栄養士とのお食事~

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あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年のブログではおせち料理の塩分について書かせて頂きました。
今年の初めのブログはおせち料理のカロリーなどについて書こうと思います。

おせち料理

おせち料理は地域に差があると思いますが3段のおせち料理では
【壱の重】伊達巻、田作り、錦玉子、黒豆、栗きんとん、昆布巻き、紅白かまぼこなど
【弐の重】酢の物(紅白なます、酢レンコン)、数の子、焼き物(ぶり、鯛、海老など)
【参の重】煮しめ(れんこん、たけのこ、しいたけ、ごぼう、小芋、こんにゃくなど)
このようなものが重箱に入っていると思います。
ちなみに比較として、ごはん軽く1杯150gで240kcalです。
おもちは角もち1個約120kcal、丸もち1個約80kcalです。
壱の重には比較的、高カロリーのものが並んでいます。

・伊達巻
100gあたり196kcalです。2cmで約60kcalです。意外とカロリーあります!!
・かまぼこ
100gあたり95kcalです。伊達巻の約半分のカロリーになります。
・黒豆
たった5粒で約60kcalです。黒豆と同量程度の砂糖を使って煮るので糖分が多いですね。
・栗きんとん
材料の分量にもよりますが、2粒で170kcal程度あります。

壱の重は鮮やかで、お正月らしさがでていますが、少量で高カロリーのものが多いです。
比較的、低カロリーの分類は弐の重、参の重の中で弐の重の紅白なます、参の重の煮しめである、しいたけ、ごぼう、こんにゃくです。
カロリーの多いものを知って、正月太りを防ぎましょう!!

ここからは番外編です。

この時期、おせち料理以外にも、家族や友人と集まり外食をすることも増えると思います。
年末に近隣の病院の管理栄養士とファミレスに行きました。
せっかくなのでファミレスのメニューで出来るだけバランスをよくするにはどうしたらいいかと考えてみました。
カロリーと塩分が書いてあるお店だったため、値段よりも気になり、メニューを選ぶのに時間がかかりました。
目標は1食500kcal、塩分2g程度。
いろんな数値を見ながら「ハンバーグ&海老フライ」と「チキテリ」を選びました。

写真にもあるように
「ハンバーグ&海老フライ」は約700kcal、塩分2.9g
「チキテリ」は約740kcal、塩分6.6gありました。

これにライスとドリンクをつけました。
ライスの通常の量は180gらしいです。
そこをライス(小)にして120gに抑えました。

「ハンバーグ&海老フライ」を食べ過ぎないようにするには

ハンバーグを半分、海老フライを1本にする。
野菜はすべて食べる。
欲を言えばさらに野菜を1品増やす。
そうするとおかずで350kcal程度。
ライス(小)120gは約190kcalあるため、御飯とおかずセットで約550kcalになります。
おかずを半分にすることで塩分も約2g程度に抑えられます。

「チキテリ」を食べ過ぎないようにするには

こちらのメニューは強敵です。
1日の塩分が一皿に入っている1品です。
写真ではもやしがたくさんついており、野菜が食べられそうと思って選んだのですが、減塩をしている方には選びにくいメニューになっていました。
思ったよりも大きな肉が運ばれてきてビックリしました。

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まず、カロリーを減らすために鶏の皮を取ります。
皮をとることで100gあたり約100kcalのカロリーが減らせます。
さらに身も半分にして、もやしはできるだけ脂を切りながら食べるとおかずだけで約300kcal弱程度に抑えられるのではないかと思います。
そこにライス(小)120gをつけて、セットで約500kcal程度になります。
塩分は約3g強程度になるのではないかと思います。
このメニューを選んだときはスープ等の塩分の多いものは避けた方がいいかもしれませんね。

外食においても「上手に残す」を実践したら、遠からず近からずバランスは取れたメニューになるのではないかと思います。
ちなみにドリンクバーにはたくさんのジュースなどがおいてありましたが、飲み物は3人とも無糖でした。
「トロピカルアイスティー」「ウーロン茶」「ジャスミン茶」
出来るだけ、飲み物からの糖分は控える。
ちょっとした管理栄養士のこだわりですね・・・。

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今年の私の目標は酉年にちなんで、カロリーカットのために『鶏の皮は残す』にしようと思います。
皆様の一年が素敵な年になりますように!!